http://mikirigo.blog.shinobi.jp/
腐った方向に愛をぶちまけるブログです。
たいてい腐ってます。
はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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※鋼→←泡
※20000打リクエスト
深い深い場所に沈んだ意識がゆっくりと浮上する
それが睡眠から覚める感覚であると認識したのは、聴覚センサーが微かな物音を拾ったから
ゆっくりとカメラアイをひらくと、まず飛び込んできたのは紅
周りが薄暗いことから、本来ならばまだスリープモードでいる時刻の筈だ
「起こしてしまったか?」
低く響く声
僕はこの声が大好きだ
まだ少し霞むアイを移動させれば優しい瞳が僕を見つめていた
「どうしたの?こんな時間に…」
ゆっくり水を蹴り浮上すれば、僕が顔を出すであろう場所に紅が移動する
水中から顔だけ出すと、紅がより鮮明に感じられた
「すまない…起こす気はなかったんだが……」
そっと伸ばされた腕
優しく、労るように僕の頭を撫でる
その感触が心地よくて、僕は目を細める
普段の僕ならばこんな素直な反応しないけど、今なら“寝ぼけていた”って誤魔化せるでしょ
「バブル……」
「…………」
声と共に近くに引き寄せられる
といっても、僕は水の中だけど
紅に近づくとほんの微かに、甘い香りがした
僕の知らない甘い香り
それがメタルが先程まで一緒にいた相手の残り香であることくらい僕にもわかる
香りが残るくらい、長い時間をメタルの傍で過ごしたのかと思うと、嫉妬で顔も知らない相手を殺してやりたくなる
僕には出来ないことだから
水の中から腕を伸ばすとすぐにそれは掴まれ僕の体は水の外に出る
体に重くのし掛かる重力が憎らしい
僕はぎゅうと紅の腕にしがみつく
「大丈夫か?」
「……くるしい」
胸が
体にかかる重力なんかよりも、メタルから香る甘い香りにコアが締め付けられるように痛んだ
痛い 痛い 痛い
だけどこの気持ちは気取られてはいけない
この気持ちを知られたら、僕は他の相手と同列に成り下がってしまう
そっと慈しむように抱きしめられる
甘い香りが強くなり目眩すら感じる
だけど人工皮膚が感知するぬくもりにコアの痛みは和らいでいった
「メタル、ねむい」
「そうか……起こしてしまってすまないな」
「うん。だから、今日はメタルと一緒に寝るよ。………たまにはベッドで寝てみたいし。いいよね?」
僅かに紅がたじろぐのがわかった
大丈夫だよ
僕は気付いてないから
キミが今まで誰と寝ていたかなんて気付いてない
僕はあくまで気まぐれで我が儘なキミの弟なんだから
「抱っこ」
「…バブル」
「僕を起こして起こしたキミに拒否権はないからね」
本当はね、他の相手と同じように僕はキミのことが好きなんだよ
いや、きっと誰よりもキミのことが好き
だけどそれをキミが知ったら、キミは僕を嫌いになるでしょう?
他の相手と同じように、すぐに冷めてしまうでしょう?
だったら僕は弟でいい
弟でいる限り、キミは僕を好きでいてくれるから
キミの無償の愛情を受けられるから
ふわりと体が宙に浮く
僕は愛しい愛しい兄の首に腕をまわした
(しあわせないつわり)
++++++++++++++++++++
20000打アンケートリクエストの鋼→←泡すれ違いでした。
めったんの夜遊びが一番酷い時ですね^^びっちめたる^^
めったんはびっちだけど、本当に好きなのはバブル
でも弟だからって、いろいろ我慢して、夜遊びで渇きを癒そうとするけど結局一番安心するのはバブルの傍
バブルに対してはプラトニック
だいぶ感覚戻ってきた感じがするので、また書けるものから書いていきたいです。
※20000打リクエスト
深い深い場所に沈んだ意識がゆっくりと浮上する
それが睡眠から覚める感覚であると認識したのは、聴覚センサーが微かな物音を拾ったから
ゆっくりとカメラアイをひらくと、まず飛び込んできたのは紅
周りが薄暗いことから、本来ならばまだスリープモードでいる時刻の筈だ
「起こしてしまったか?」
低く響く声
僕はこの声が大好きだ
まだ少し霞むアイを移動させれば優しい瞳が僕を見つめていた
「どうしたの?こんな時間に…」
ゆっくり水を蹴り浮上すれば、僕が顔を出すであろう場所に紅が移動する
水中から顔だけ出すと、紅がより鮮明に感じられた
「すまない…起こす気はなかったんだが……」
そっと伸ばされた腕
優しく、労るように僕の頭を撫でる
その感触が心地よくて、僕は目を細める
普段の僕ならばこんな素直な反応しないけど、今なら“寝ぼけていた”って誤魔化せるでしょ
「バブル……」
「…………」
声と共に近くに引き寄せられる
といっても、僕は水の中だけど
紅に近づくとほんの微かに、甘い香りがした
僕の知らない甘い香り
それがメタルが先程まで一緒にいた相手の残り香であることくらい僕にもわかる
香りが残るくらい、長い時間をメタルの傍で過ごしたのかと思うと、嫉妬で顔も知らない相手を殺してやりたくなる
僕には出来ないことだから
水の中から腕を伸ばすとすぐにそれは掴まれ僕の体は水の外に出る
体に重くのし掛かる重力が憎らしい
僕はぎゅうと紅の腕にしがみつく
「大丈夫か?」
「……くるしい」
胸が
体にかかる重力なんかよりも、メタルから香る甘い香りにコアが締め付けられるように痛んだ
痛い 痛い 痛い
だけどこの気持ちは気取られてはいけない
この気持ちを知られたら、僕は他の相手と同列に成り下がってしまう
そっと慈しむように抱きしめられる
甘い香りが強くなり目眩すら感じる
だけど人工皮膚が感知するぬくもりにコアの痛みは和らいでいった
「メタル、ねむい」
「そうか……起こしてしまってすまないな」
「うん。だから、今日はメタルと一緒に寝るよ。………たまにはベッドで寝てみたいし。いいよね?」
僅かに紅がたじろぐのがわかった
大丈夫だよ
僕は気付いてないから
キミが今まで誰と寝ていたかなんて気付いてない
僕はあくまで気まぐれで我が儘なキミの弟なんだから
「抱っこ」
「…バブル」
「僕を起こして起こしたキミに拒否権はないからね」
本当はね、他の相手と同じように僕はキミのことが好きなんだよ
いや、きっと誰よりもキミのことが好き
だけどそれをキミが知ったら、キミは僕を嫌いになるでしょう?
他の相手と同じように、すぐに冷めてしまうでしょう?
だったら僕は弟でいい
弟でいる限り、キミは僕を好きでいてくれるから
キミの無償の愛情を受けられるから
ふわりと体が宙に浮く
僕は愛しい愛しい兄の首に腕をまわした
(しあわせないつわり)
++++++++++++++++++++
20000打アンケートリクエストの鋼→←泡すれ違いでした。
めったんの夜遊びが一番酷い時ですね^^びっちめたる^^
めったんはびっちだけど、本当に好きなのはバブル
でも弟だからって、いろいろ我慢して、夜遊びで渇きを癒そうとするけど結局一番安心するのはバブルの傍
バブルに対してはプラトニック
だいぶ感覚戻ってきた感じがするので、また書けるものから書いていきたいです。
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