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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。
たいてい腐ってます。
はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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(ウッドとロック)
(ワイリー降伏後)
目を開けると見知らぬ天井が見えた
あれ、僕はどうしたんだっけ?
メモリーを辿るとすぐに答えは出た
(僕は、負けたんだ……)
ロックマン
負けるとは思わなかった
もちろん、彼の力を軽んじていたわけじゃない
過去の彼の戦いのデータを見せてもらった時に、その無駄のない動きに本当に彼は家庭用だったのかと目を疑った
なにより脅威だったのは倒した相手の能力を奪うという彼の能力だった
(ヒート、大丈夫かなぁ)
自らの体を見ると、所々が焦げていた
ロックマンの能力はわかっていた
しかしいざ戦いで兄の技を使われると、様々な想いが入り混じり一瞬の隙を生んだ
その隙をつかれ、己の体は火に包まれていた
「気がついたんだね。よかった…」
扉の開く音がし、続いて少年の声が聞こえた
「……ロックマン」
そちらを見やれば青いボディの少年型ロボットが安心した様な表情をうかべていた
「僕は、あのあとどうなったの?」
「内部のパーツに損傷があったけど、替えのパーツが用意されてたから…。ライト博士が君を直したんだ」
「そう…」
替えのパーツ
それはきっとワイリー博士が用意したものだと思った
自分の体は他のロボットと違い素材が特殊ゆえ、ワイリー博士が万が一の場合を想定して用意しておいたのだろう
(ごめんなさい…博士…)
創造主から与えられた体を傷つけてしまっただけではない
守れなかったのだ
大切な父を
「兄ちゃん達…兄ちゃん達はどうしたの?」
ウッドの言葉にロックは少しだけ顔をしかめる
その表情は、悲しみと少しの後悔が入り混じったものだった
「大丈夫、博士が修理したから………クイックマンとクラッシュマンはさっき意識を取り戻したよ…」
「そっか……よかったあ」
ああ、本当によかった
兄達にまた会える
「ロックマン…ありがとう。」
「えっ……?」
ウッドの予想外の言葉にロックは驚く
「手加減してくれたんだね」
「いや……僕は……」
「もし、最大パワーでアトミックファイヤーを受けたら、僕はコアまで燃えて無くなっちゃったもん。」
「…………。」
ウッドの言葉にロックは泣きそうな顔になる
「僕だけじゃない。兄ちゃん達に対しても……。君だったら、ほとんどダメージを受けずに僕らを壊せたハズだよ。でも君は、初めから僕らを壊す気はなかった。」
ロックと戦っていた時
彼は酷く辛そうな顔をしていた
心優しい彼は、たとえ敵であっても壊すことは出来なかったのだろう
「クイックマンには、甘いって言われたよ……何で壊してくれなかったんだって…。直ったって、惨めな思いをするだけだって……」
「クイック兄ちゃんはプライドが高いから…」
最速最強を謳う彼だからこそ、負けてはいけなかったのにと責任を感じているのだろう
ウッドはそんな兄を思い浮かべ苦笑する
「それでも…それでも僕は君にお礼を言うよ。僕はまた、大好きな兄ちゃん達に会えるんだもん。」
ウッドは静かに目を閉じる
「なんだか眠くなってきちゃった…少し、休むね。」
「まだ無理しないで。ダメージが回復してるわけじゃないから…」
「うん……」
徐々に意識が落ちてゆくのを感じながら、ウッドは己の兄達に思いを馳せる
(ありがとう。ロック…)
(僕の大切なものを壊さないでくれて…)
中途半端だというその優しさに僕は救われたのだから
title>>>徒花
++++++++++++++++
初ロックがこれだよ\(^o^)/
他の兄弟でも書いてみたいががが…
どうしようかなー
(ワイリー降伏後)
目を開けると見知らぬ天井が見えた
あれ、僕はどうしたんだっけ?
メモリーを辿るとすぐに答えは出た
(僕は、負けたんだ……)
ロックマン
負けるとは思わなかった
もちろん、彼の力を軽んじていたわけじゃない
過去の彼の戦いのデータを見せてもらった時に、その無駄のない動きに本当に彼は家庭用だったのかと目を疑った
なにより脅威だったのは倒した相手の能力を奪うという彼の能力だった
(ヒート、大丈夫かなぁ)
自らの体を見ると、所々が焦げていた
ロックマンの能力はわかっていた
しかしいざ戦いで兄の技を使われると、様々な想いが入り混じり一瞬の隙を生んだ
その隙をつかれ、己の体は火に包まれていた
「気がついたんだね。よかった…」
扉の開く音がし、続いて少年の声が聞こえた
「……ロックマン」
そちらを見やれば青いボディの少年型ロボットが安心した様な表情をうかべていた
「僕は、あのあとどうなったの?」
「内部のパーツに損傷があったけど、替えのパーツが用意されてたから…。ライト博士が君を直したんだ」
「そう…」
替えのパーツ
それはきっとワイリー博士が用意したものだと思った
自分の体は他のロボットと違い素材が特殊ゆえ、ワイリー博士が万が一の場合を想定して用意しておいたのだろう
(ごめんなさい…博士…)
創造主から与えられた体を傷つけてしまっただけではない
守れなかったのだ
大切な父を
「兄ちゃん達…兄ちゃん達はどうしたの?」
ウッドの言葉にロックは少しだけ顔をしかめる
その表情は、悲しみと少しの後悔が入り混じったものだった
「大丈夫、博士が修理したから………クイックマンとクラッシュマンはさっき意識を取り戻したよ…」
「そっか……よかったあ」
ああ、本当によかった
兄達にまた会える
「ロックマン…ありがとう。」
「えっ……?」
ウッドの予想外の言葉にロックは驚く
「手加減してくれたんだね」
「いや……僕は……」
「もし、最大パワーでアトミックファイヤーを受けたら、僕はコアまで燃えて無くなっちゃったもん。」
「…………。」
ウッドの言葉にロックは泣きそうな顔になる
「僕だけじゃない。兄ちゃん達に対しても……。君だったら、ほとんどダメージを受けずに僕らを壊せたハズだよ。でも君は、初めから僕らを壊す気はなかった。」
ロックと戦っていた時
彼は酷く辛そうな顔をしていた
心優しい彼は、たとえ敵であっても壊すことは出来なかったのだろう
「クイックマンには、甘いって言われたよ……何で壊してくれなかったんだって…。直ったって、惨めな思いをするだけだって……」
「クイック兄ちゃんはプライドが高いから…」
最速最強を謳う彼だからこそ、負けてはいけなかったのにと責任を感じているのだろう
ウッドはそんな兄を思い浮かべ苦笑する
「それでも…それでも僕は君にお礼を言うよ。僕はまた、大好きな兄ちゃん達に会えるんだもん。」
ウッドは静かに目を閉じる
「なんだか眠くなってきちゃった…少し、休むね。」
「まだ無理しないで。ダメージが回復してるわけじゃないから…」
「うん……」
徐々に意識が落ちてゆくのを感じながら、ウッドは己の兄達に思いを馳せる
(ありがとう。ロック…)
(僕の大切なものを壊さないでくれて…)
中途半端だというその優しさに僕は救われたのだから
title>>>徒花
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初ロックがこれだよ\(^o^)/
他の兄弟でも書いてみたいががが…
どうしようかなー
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