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※ま た か !
※ファラオ×スネーク











まず目を奪われたのはその赤い瞳だった
己の赤とは違う、鮮血のように鮮やかな赤
表情は笑っていながら、目だけは笑っていない

その赤が、戦いとなると美しく輝くのだ
その名の通り、縦長に伸びる瞳孔は獲物を狙う蛇そのもの
底知れぬ獰猛さと、他者を征服せんとする歓喜が、鋭い光となり瞳に宿るのだ

これが本当に作りものなものか?
どんな財宝よりも確かな美しさがそこにはあった











「離せよ」

人工皮膚に突き刺さる殺気
蛇の瞳は、やはり美しい光を宿していた


誰が離すものか
ようやくこうして互いの熱が触れ合うほど近くに捕まえたと云うのに

まるで組み敷くようにスネークの上に覆い被さったファラオは、マスクの下で笑みを浮かべた
そんな気配が伝わったのか、蛇の瞳孔が苛立だし気に細まる



「退けって言ってるンだよ……ぶっ壊すヨ?」

「ならば壊されぬよう、その牙を折ってしまおうか?」


ギリギリとスネーク左腕を締め上げる
激しい痛みと共にミシリと嫌な音をたてるバスターにスネークは顔をしかめた
バスターを封じられてはサーチスネークは撃てない
ギリギリと締め付けるような激しい痛みに声を上げそうになるが必死に堪える
そんなスネークの表情にファラオのコアは歓喜に震えた




「そなたでもその様な顔をするのだな」

「…………ってェんだよ!」


スネークは痛みに表情を強ばらせながらもなお瞳には獰猛な殺気が込めていた
しかし、その殺気の奥に、隠された感情をファラオは見つけた



恐怖



激しい怒りと殺気で、必死に恐怖を隠そうとしているのだ



ファラオはスネークの左腕を掴む力を更に強める


「……ッぅ……ア!」


バキリと無情な音を立ててスネークの左腕がスクラップと化す
叫び出したくなるような痛みにビクリとスネークの体が跳ねた
そんな様子を満足そうに見やりファラオは目を細めた





「てめ……何なんだよ……」

スネークはぼんやりと潰された腕を見る


「壊すならさァ、さっさとやってくんなィ?俺、痛ェのイヤなんだよ」


ああ、もうすぐだ

ファラオはじっとスネークを見下ろす
2つの赤が交わり張り詰めた空気が辺りを覆う


先に視線を逸らしたのは蛇の赤だった
悔しそうに、唇を引き結ぶ





「何がしてェの?」

「そなたを、手に入れたい」

逸らされた蛇の瞳に対してなおもファラオはスネークを見つめる



「ハッ……じゃあ何?一発ヤらせればイイの?」

スネークは忌々しげに吐き捨てる
薄ぼんやりとだが、ファラオの意図を汲み取ったのだろう



「それで満足するンなら、ドーゾご自由にィ。なんならオプションで喘いであげよっかァ?」

「……違うな。そなたは理解しておらぬ」


半ば自棄になったスネークとは対照的にファラオの声は落ち着いている
そのことがさらにスネークを追い詰めた
焦りを悟られぬよう虚勢を張っても、見抜かれているのだ



「我はそなたの全てを手に入れたい。我の手で、そなたの全てを暴き、支配したい。」

ゆっくりと己の口元を覆うマスクに手を伸ばし外す
はじめてスネークの前に晒されたその口元は、愉悦に歪んでいた




「我を、恐れよ」




にんまりとスネークを嘲笑うファラオの瞳に映るのは征服欲

じわりじわりと、絶望感がスネークの意識を蝕んでいった












(愛など求めぬ、ただ神をこの手で支配したいだけだ)








+++++++++++++++++++
王蛇またヤッちゃった
しかしなんか気にくわないので消すかも

眠くて頭まわらぬ…


前回の王蛇がなんかギャグちっくだったので真面目なの書きたかったんだが、思いつきで書かなきゃよかった\(^o^)/

とりあえず、私は蛇攻めも蛇受けもオイシク頂けるらしい
なんという無節操\(^o^)/

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