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※10000打リクエストのQMです

※リクエストありがとうございます!









その日の任務は、メタルと2人きりの任務だった
2人きりという状況は非常に嬉しいものだが、任務時におけるメタルは常日頃と違い、鬼の様に厳しい
少しでも気を抜けば、すかさずブレードが飛んでくる為、うかうか喜んでるわけにはいかなかった



「任務完了。帰還するぞ」

「了解」




何の問題もなく任務を終え、メタルからの通信に答える
調査対象だった建物の外に出ると先に出ていたメタルがこちらを振り返った
月明かりに照らされたその表情は、非常にわかりにくいが先ほどとは打って変わって柔らかいように思えた


「お疲れ」

「お、おう…」


柔らかに笑う目元につい見とれてしまう
本当にオンオフの切り替えが極端だと思った
だけどどんな表情だろうが好きだと思ってしまうのは惚れた弱みというヤツだろうか
かっこ悪いと思いつつ、複雑な心境で視線を逸らす



「………クイック」

「な、なんだ?」

「この後、時間あるか?」

「へ……?」



コアが馬鹿みたいに跳ねるのが自分でもわかった
メタルは先ほどと同じように目元を和らげ言葉を続ける




「もし時間があるなら、ちょっと付き合って欲しいんだが……駄目か?」

「…………別に、いいけど」



平静を装ったつもりだが、声が上擦ってたかもしれない
そんな俺に気づいてるかは定かでないが、メタルはそうか、と目元を緩めた
そんな表情にまた馬鹿みたいにドキドキする
ホント、俺かっこ悪ぃ……











メタルの後に続きやってきたのは今はもう使われていないような雑居ビルだった
鍵の壊れた扉からメタルはなんの躊躇いもなく中に入っていく
外見もさることながら建物の中は荒れていた
軽い足取りで階段を登るメタルを追うが、こんな場所に何の用があるのかという疑問が浮かんでくる
三階だと思われるフロアまで階段を登るとメタルはフロアに続く扉を開けた





「……うわっ!」


メタルが扉を開けると急に視界が明るくなった
それまで薄暗い階段を登り続けていたため急激な光の摂取にカメラアイの調整に少しだけ時間がかかった

目が慣れてくると、その光が、上から差し込んでくるものだということがわかった
上を見上げると天井が吹き抜けになっていて月明かりや星の光によって周りが明るいのだと気づく



「すげ……」


もとはさらに上のフロアがあったのだろうが今は壁だけが残されていた
四角く切り取られた様にみえる星空に不思議な感覚を抱き言葉を失う
驚きながらもメタルに視線を移せば紅い瞳が楽しげに細められた





「たまにはいいものだろう?」


四角く切り取られた星空に視線を移すメタル
月光を浴び鈍く輝く赤がすごく綺麗だと思った





「………なんで、俺を?」


普段なら寄り道などせず真っ直ぐに帰還する筈だ
空を見上げるメタルの横顔に問う

ざわつくコアを無理矢理沈めて、平静を装うが、浮かんでくるのは少しの下心と自惚れの気持ち

メタルはひとつまばたきをしてから俺の方に視線を向けた
それからゆっくり俺に近づいてくる
ちょっと手を伸ばせば触れられる距離まで来るとメタルは口元を覆うマスクに手をかける




「察してみろ」


カチリと音がして隠されていた口元が露わになる
その唇は誘うように笑っていた





「察しろって………どうなっても知らねぇぞ」

「望む所だ」






ぐいと引き寄せれば抵抗なく俺の腕に収まる赤い機体
誘われるがまま妖艶に笑みを深める唇に噛みついた












(アンタとならば何処だって)






+++++++++++++++++++++
10000打でリクエストいただいたQMでした。
デート話というリクエストだったのですが、デートっていうかなんていうかやりたがりメタルの話になりました\(^o^)/アレー?

QMはどっちが受けでどっちが攻めかよぉわからん\(^o^)/
どっちも受けでいいよもう!←
書いてて楽しければ!


自己満乙になりすみません;
素敵なリクエストに応えられるだけの技量がないのが悔やまれます…!
こんなのでよければお納めください。
リクエストありがとうございました!
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