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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。
たいてい腐ってます。
はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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(お題でQM。だけどメタル不在)
(クイック、バブル)
「で、キミはいったいどうしたいのさ。」
いい加減うんざりしてきた僕の言葉に、ひとつしたの弟機はぐっと押し黙ってしまった
(プライドの限界域)
僕がいつものようにプールでぷかぷか浮かびながら、今度は伊東あたりの温泉に行こうかなと密かな旅行計画を立てていた時だった
シュンと音がして電子扉が開く
目を向ければいつになく神妙な表情を浮かべたクイックがプールに入ってきたところだった
「バブル、ちょっといいか?」
プールサイドにやってきたクイックは何かを思いつめているようだ
いつもの自信満々な彼はどこに行っちゃったんだろうねぇ
「どうしたのさ、クイック。顔が気持ち悪いよ」
「お前、普通そういう時は顔色が悪いよ…だろうが…」
だって本当に気持ち悪いんだもん
僕は人よりほんのちょっぴり自分に素直なだけだ
「まぁ、いい……ちょっと相談があるんだ。」
「相談?クイックでも悩むことあるんだねぇ。………ま、まぁ話くらいは聞くよ?どうしたのさ?」
また自分に素直な発言をしてしまったようだ
ギロリとクイックに睨まれる
まぁ、暇だし、普段感覚だけで生きて深く考えないクイックが悩み事なんて珍しいから聞くだけ聞いてあげようかな
そんな仏心を出したのが失敗だった
「メタルのことについてなんだが…」
メタルの…?
そう僕は聞き返そうとした……が無理だった
物凄い勢いでクイックが話始めたからだ
とてもじゃないけどすべてを聞き取れないほどの言葉の雨が僕に降り注ぐ
まさにマシンガントークだ
「ちょ……クイック…!」
「ん?まだ話の途中だぞ?」
「キミ早口すぎるよ!聞かせる気あるの?」
てかあれだけ喋っといてまだ話の途中なんだ…
僕は先の長そうな相談に、はぁとため息をついた
「で、キミはどうしたのさ?」
クイックの話をまとめれば、それはとても簡潔なものだった
「どうって……だからどうしたらいいかわかんないから相談してるんだろう!」
「うっわーやだ…逆ギレ?」
クイックの話はこうだ。
最近、メタルが気になってしょうがない、メタルが笑うとコアに異常が現れる、メタルに触りたいけど触られるとよくわからない感情が生まれる、こんなの俺じゃない!
「キミはさ、メタルとどうなりたいの?」
「どうって……」
ああ…!ほんとこの子自分の気持ちに鈍感だな!
「キミはさ、メタルのことが好きなんでしょ?」
「そりゃあ兄として憧れてるとこはあるけど…」
「だからぁ…!そうじゃないでしょ!」
「???」
駄目だ、本気でわからないって顔してる
あー…なんか面倒になってきた
「とりあえず、メタルにキスのひとつでもねだってごらんよ」
「はぁっ?!」
本当は答えを教えてあげてもいいんだけどね、それじゃキミのプライドが認めないでしょ?
「だからぁ…メタルにキスしてって言ってみるんだよ。挨拶代わりだとかなんとか言えば喜んでしてくれるよ。」
「なんで俺がそんなこと…!」
ほーらまたプライドが邪魔してる
「……そういえば、この間クラッシュもメタルとちゅーしてたなぁ。おやすみのちゅーとか言って」
「!?」
僕のトドメの一言にさっと顔色を変えるクイック
「あれ?どこいくの?もういいの?」
「用事思い出した!バブル、一応ありがとな!」
そう言い残すと一気に加速してプールから飛び出していった
ちゃんとお礼を言うあたりがほんと、変な所で素直なんだから
「早く好きって認めちゃえばいいのにね」
(まぁ自覚してもまだまだ道のりは長そうだけど)
++++++++++++
無自覚クイックプライド高めとバブルでした。
多分、続きます
title 徒花
(クイック、バブル)
「で、キミはいったいどうしたいのさ。」
いい加減うんざりしてきた僕の言葉に、ひとつしたの弟機はぐっと押し黙ってしまった
(プライドの限界域)
僕がいつものようにプールでぷかぷか浮かびながら、今度は伊東あたりの温泉に行こうかなと密かな旅行計画を立てていた時だった
シュンと音がして電子扉が開く
目を向ければいつになく神妙な表情を浮かべたクイックがプールに入ってきたところだった
「バブル、ちょっといいか?」
プールサイドにやってきたクイックは何かを思いつめているようだ
いつもの自信満々な彼はどこに行っちゃったんだろうねぇ
「どうしたのさ、クイック。顔が気持ち悪いよ」
「お前、普通そういう時は顔色が悪いよ…だろうが…」
だって本当に気持ち悪いんだもん
僕は人よりほんのちょっぴり自分に素直なだけだ
「まぁ、いい……ちょっと相談があるんだ。」
「相談?クイックでも悩むことあるんだねぇ。………ま、まぁ話くらいは聞くよ?どうしたのさ?」
また自分に素直な発言をしてしまったようだ
ギロリとクイックに睨まれる
まぁ、暇だし、普段感覚だけで生きて深く考えないクイックが悩み事なんて珍しいから聞くだけ聞いてあげようかな
そんな仏心を出したのが失敗だった
「メタルのことについてなんだが…」
メタルの…?
そう僕は聞き返そうとした……が無理だった
物凄い勢いでクイックが話始めたからだ
とてもじゃないけどすべてを聞き取れないほどの言葉の雨が僕に降り注ぐ
まさにマシンガントークだ
「ちょ……クイック…!」
「ん?まだ話の途中だぞ?」
「キミ早口すぎるよ!聞かせる気あるの?」
てかあれだけ喋っといてまだ話の途中なんだ…
僕は先の長そうな相談に、はぁとため息をついた
「で、キミはどうしたのさ?」
クイックの話をまとめれば、それはとても簡潔なものだった
「どうって……だからどうしたらいいかわかんないから相談してるんだろう!」
「うっわーやだ…逆ギレ?」
クイックの話はこうだ。
最近、メタルが気になってしょうがない、メタルが笑うとコアに異常が現れる、メタルに触りたいけど触られるとよくわからない感情が生まれる、こんなの俺じゃない!
「キミはさ、メタルとどうなりたいの?」
「どうって……」
ああ…!ほんとこの子自分の気持ちに鈍感だな!
「キミはさ、メタルのことが好きなんでしょ?」
「そりゃあ兄として憧れてるとこはあるけど…」
「だからぁ…!そうじゃないでしょ!」
「???」
駄目だ、本気でわからないって顔してる
あー…なんか面倒になってきた
「とりあえず、メタルにキスのひとつでもねだってごらんよ」
「はぁっ?!」
本当は答えを教えてあげてもいいんだけどね、それじゃキミのプライドが認めないでしょ?
「だからぁ…メタルにキスしてって言ってみるんだよ。挨拶代わりだとかなんとか言えば喜んでしてくれるよ。」
「なんで俺がそんなこと…!」
ほーらまたプライドが邪魔してる
「……そういえば、この間クラッシュもメタルとちゅーしてたなぁ。おやすみのちゅーとか言って」
「!?」
僕のトドメの一言にさっと顔色を変えるクイック
「あれ?どこいくの?もういいの?」
「用事思い出した!バブル、一応ありがとな!」
そう言い残すと一気に加速してプールから飛び出していった
ちゃんとお礼を言うあたりがほんと、変な所で素直なんだから
「早く好きって認めちゃえばいいのにね」
(まぁ自覚してもまだまだ道のりは長そうだけど)
++++++++++++
無自覚クイックプライド高めとバブルでした。
多分、続きます
title 徒花
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