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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。
たいてい腐ってます。
はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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(メタル←ロール)
はじめて彼を見つけたのはいつも行くスーパー
紅い装甲にマスク
一目でロボットだとわかったけど普通のロボットとはどこか違う雰囲気を纏っていて、ちょっと気になった
どう見ても家庭用ロボットじゃなかったし、淡々と買い物カゴに大量の食材とE缶を入れているその表情は、口元を覆う硬質なマスクに隠されよくわからなかった
ただ、唯一感情を読み取れるであろう紅い瞳は冷たく、己に向けられる好奇の視線を跳ね返していた
実際、私も一度だけ目があったけど、逸らしてしまった
ただこちらを見ただけなのに、目を合わせていたらその威圧感でどこかおかしくなってしまいそうだったんだもの
次に彼を見かけた時、彼は一人ではなかった
彼よりも小柄なロボットが2体彼の後ろをちょこちょこと着いて歩いていた
2体のロボットは目を輝かせてあちこち歩き回っていた
彼はいつものように必要なものをカゴに入れながらも2体に気を配り、時々注意をしていた
「あっ……!」
2体のうち一体が側に積み上げられていたE缶の山にぶつかり、派手な音を立ててE缶が床に散らばる
「なにやってんのさクラッシュ!」
「ぶつかった」
E缶にぶつかったオレンジ色のロボットは慌てて床に散らばるE缶を拾おうとするが、その両腕はドリルになっているためうまく拾えない
もう一体も拾うのを手伝ってはいるが体が小さいため大変そうだった
そんな様子に私は半ば無意識に床に散らばったE缶を拾い、もとの場所に戻す手伝いをする
「大丈夫?」
「ありがと!」
声をかけるとオレンジのロボットは嬉しそうに笑った
その無邪気な笑顔につられ私も笑う
「クラッシュ!ヒート!」
「あっ、メタル!」
オレンジのロボットが視線を移した先には眉間に皺を寄せた彼がいた
はじめて見る彼の表情の変化にコアが跳ね上がる
「言っとくけど、ぼくは何もしてないからね!クラッシュが積んであったE缶にぶつかったんだから」
「でもおれ、片付けたぞ。ヒートとこのひとにも手伝って貰ったけど」
小さなロボットの言葉に急いで付け足すようにオレンジのロボットは言う
その言葉に彼の紅い瞳が私に向けられまたコアが跳ねた
「すみません……うちの弟が……」
「いえっ!!」
紅い瞳に見つめられ、やはり視線を逸らしてしまった
だけど、前に一度だけ目が合った時とは全く違う
うるさいくらいにコアが震え、顔に熱が集まっているように感じた
「クラッシュはもう少し注意しろよ」
「うん、ごめんな」
素直に謝るオレンジのロボット
チラリと彼に視線を移すと、その瞳は呆れてはいるものの優しさに満ちていた
「本当に、ありがとうございました……では……」
「ありがとな!」
「じゃあね、お姉ちゃん」
そう言ってレジへと向かう三人
彼の、二人に向ける眼差しはやはりどこか優しいものだった
その優しい瞳が最後に一度だけ私を振り返り軽く会釈する
口元は隠れているけど、彼は確かに微笑んでいただろう
ぎゅっと胸が締め付けられるように痛んだ
(この感情は何かしら?)
++++++++++++++++++++
ノーマルが書きたくなった
せっかくなので書いたことないノーマルにしてみた
鋼巻好きー(*´∀`*)
眠くてしゃーないのでちょっと寝ます
明日起きて時間あったら打ち直します…
はじめて彼を見つけたのはいつも行くスーパー
紅い装甲にマスク
一目でロボットだとわかったけど普通のロボットとはどこか違う雰囲気を纏っていて、ちょっと気になった
どう見ても家庭用ロボットじゃなかったし、淡々と買い物カゴに大量の食材とE缶を入れているその表情は、口元を覆う硬質なマスクに隠されよくわからなかった
ただ、唯一感情を読み取れるであろう紅い瞳は冷たく、己に向けられる好奇の視線を跳ね返していた
実際、私も一度だけ目があったけど、逸らしてしまった
ただこちらを見ただけなのに、目を合わせていたらその威圧感でどこかおかしくなってしまいそうだったんだもの
次に彼を見かけた時、彼は一人ではなかった
彼よりも小柄なロボットが2体彼の後ろをちょこちょこと着いて歩いていた
2体のロボットは目を輝かせてあちこち歩き回っていた
彼はいつものように必要なものをカゴに入れながらも2体に気を配り、時々注意をしていた
「あっ……!」
2体のうち一体が側に積み上げられていたE缶の山にぶつかり、派手な音を立ててE缶が床に散らばる
「なにやってんのさクラッシュ!」
「ぶつかった」
E缶にぶつかったオレンジ色のロボットは慌てて床に散らばるE缶を拾おうとするが、その両腕はドリルになっているためうまく拾えない
もう一体も拾うのを手伝ってはいるが体が小さいため大変そうだった
そんな様子に私は半ば無意識に床に散らばったE缶を拾い、もとの場所に戻す手伝いをする
「大丈夫?」
「ありがと!」
声をかけるとオレンジのロボットは嬉しそうに笑った
その無邪気な笑顔につられ私も笑う
「クラッシュ!ヒート!」
「あっ、メタル!」
オレンジのロボットが視線を移した先には眉間に皺を寄せた彼がいた
はじめて見る彼の表情の変化にコアが跳ね上がる
「言っとくけど、ぼくは何もしてないからね!クラッシュが積んであったE缶にぶつかったんだから」
「でもおれ、片付けたぞ。ヒートとこのひとにも手伝って貰ったけど」
小さなロボットの言葉に急いで付け足すようにオレンジのロボットは言う
その言葉に彼の紅い瞳が私に向けられまたコアが跳ねた
「すみません……うちの弟が……」
「いえっ!!」
紅い瞳に見つめられ、やはり視線を逸らしてしまった
だけど、前に一度だけ目が合った時とは全く違う
うるさいくらいにコアが震え、顔に熱が集まっているように感じた
「クラッシュはもう少し注意しろよ」
「うん、ごめんな」
素直に謝るオレンジのロボット
チラリと彼に視線を移すと、その瞳は呆れてはいるものの優しさに満ちていた
「本当に、ありがとうございました……では……」
「ありがとな!」
「じゃあね、お姉ちゃん」
そう言ってレジへと向かう三人
彼の、二人に向ける眼差しはやはりどこか優しいものだった
その優しい瞳が最後に一度だけ私を振り返り軽く会釈する
口元は隠れているけど、彼は確かに微笑んでいただろう
ぎゅっと胸が締め付けられるように痛んだ
(この感情は何かしら?)
++++++++++++++++++++
ノーマルが書きたくなった
せっかくなので書いたことないノーマルにしてみた
鋼巻好きー(*´∀`*)
眠くてしゃーないのでちょっと寝ます
明日起きて時間あったら打ち直します…
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