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アサクラ
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鋼の長兄とポッポーと次男を愛する腐れ女子
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※パヤオが長男シリーズ 前>5.5

※シリーズものなので前の話を読まないとサッパリです

※メタル、エアー、バブルが 幼 児 化

※妄想大爆発ですのでご注意ください

















穏やかな日が続いていた


メタル、エアー、バブルが小さくなり、一時はどうなることかとクイックは頭を抱えていたが、クラッシュ以下の弟達やロックマンの協力もあり、生活は安定していた




メタルは、元の性格のせいなのか表情の変化は少ないが、笑ったり泣いたりと、人工知能相応の感情を表すようになったし、エアーはおとなしいが聞き分けがよく、小さいながらに兄の手伝いをしようとウッドやフラッシュについて歩いていた
バブルは、クラッシュやヒートと一緒になっていたずらをするようになったが、それも可愛いものだった





「そう言えば……」


居間でヒートと共に絵本を読んでいるバブルを見ながらクイックはふと考える
クイックの横で家計簿を見ながら渋い表情を浮かべていたフラッシュがチラリとクイックを見やった



「バブルの奴、チビになってから全くプールに近寄らないよな」

「………そう言えばそうだな」


バブルの自室はプールと繋がっている
通常、大半を水の中で過ごしていたバブルだったが、小さくなってからは水に入る所がプールにすら近寄ろうとしなかった
夜、寝る時は大抵ヒートやウッドの部屋に行っているようだった




「今まで深く気にはしなかったが、考えてみると妙だな」

「だろ?元々水中用ロボットだし、水の中の方が楽だと思うんだが…」


バブルの素体は陸上では満足に歩くことすら出来ない
ロックマンがクイック達に協力態勢をとっている今、脅威となるような敵は見受けられないが、もし万が一のことがあったら陸上においてバブルは非常に危険な状態に晒される
元の体の時のように泳げるのならばいいのだが、泳げないとなると問題が発生する






「バブル」

「なに?」



クイックがバブルを呼ぶと、バブルは読んでいた絵本から視線をクイックに移し首を傾げる




「お前、泳げるのか?」

「およぐ………」


バブルはパチリとまばたきをしてからはっとしたように絵本に視線を落とす
それから少し何かを考えるように絵本を見つめた




「およげない」



絵本を見つめたままポツリと呟くバブル
その表情は複雑なものだったが、クイックは気付かなかった




「じゃあ泳ぎの練習するぞ」

「…………やだ!!」



キッパリとした否定にクイックとフラッシュは少し驚く
エアーに比べ、少しわがままを言うようになったとは言え、これほどまでにクイックたちの言うことを拒否することはなかったからだ




「でも泳げねぇと大変だろ?」

「大変じゃないよ!僕、歩く練習してるもの」

「そうは言っても、お前が本領発揮出来るのは水の中だろうが」

「そんなことないよ…!僕だって……」

「ロクに歩けねぇのに何言ってんだ!」


困惑気味のフラッシュの言葉に食い下がるバブルにクイックは声を荒げる
ビクリと体を震わせ泣きそうな表情を浮かべるバブルにクイックはしまったと内心焦りを抱く






「クイック、バブルをいじめないでよー」


すると、それまでバブルの横で事の成り行きを見ていたヒートがパタンと読んでいた絵本を閉じ声をあげる





「別にいじめてるわけじゃ……」

「クイックはでりかしーがないんだよ!もっと言葉を選んだら?」

よしよしとバブルの頭を撫でるヒートにクイックは顔をしかめる
フラッシュはコイツ、デリカシーの意味わかって使ってんのか?と突っ込みを入れたい衝動をぐっと我慢していた




「でもね、クイック達の言うことも一理あると思うよ?」

バブルと視線を合わせヒートは言葉を続ける


「もし、すっごく強い敵が攻めてきたら、ぼくらだけで博士を守れるかわからないもの。バブルが泳げれば、ぼくらが敵を食い止めてる間に水路を通って他のナンバーズを呼びにいけるでしょ?」

「………………。」



ヒートのもっとも過ぎる意見にクイックとフラッシュは呆気に取られていた
普段、子供っぽくて深く考えることのないように思っていたヒートから出た発言だとは思えなかったからだ





「だからさ、練習しよ?」


優しく諭すようなヒートにバブルはなおも複雑そうな表情を浮かべながら小さく頷いた














(僕だっておにいちゃん!)


++++++++++++++++++++
久々すぎて感覚掴めません
あとひたすら眠気と戦いながら打ってたので誤字脱字あってもご容赦を;
あとで直すので

とりあえず泡編スタート!

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