http://mikirigo.blog.shinobi.jp/
腐った方向に愛をぶちまけるブログです。
たいてい腐ってます。
はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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(ロック、クラッシュ)
(前のウッドのやつクラッシュver)
(ワイリー降伏後)
目を開けて、真っ先に感じたのは、ごめんなさいという感情だった
それからカメラアイが捉えた見知らぬ天井をAIが認識し、ここはどこだろうという疑問がうまれた
「気が付いたんだね」
聴覚センサーが音声を捉える
ゆっくり起き上がり、目を向けると、青いロボットがいた
「ロックマン」
なんで敵であるこいつがここにいるんだろう
すぐに戦闘態勢に入ろうとしたけど、出来なかった
「あれ………?」
おれの両腕が、なかった
いや、形としてはそこについている
だけどドリルではない
パチパチと瞬きをしてみても、そこについているのはハンドパーツだった
あれ?おれハンドパーツに替えたっけ?
末梢回路に信号を送ればちゃんと指は動く
握ったり、開いたりを繰り返しながらメモリを辿ると答えはすぐにでた
「おれ、おまえに壊されたよな?」
たしか、おれの両腕はロックマンに壊されたはずだ
エアーシューターをくらって、吹っ飛ばされて、それでも風に抗っていたらボムが誤爆し腕がもげた
そのままおれは倒れたんだ
たしかにあの時おれは壊れた
なのになんで?
「ライト博士が、君を直したんだ」
「直した?」
傷一つ無いハンドパーツ
じゃあこれは直されたものなのか?
そう考えると、おれのなかでもやもやした感情が爆発した
「何してるの!?」
「こわしてる」
おれは右手で左のハンドパーツを掴むと全身の力を込めてそれをもぎ取った
ブチブチと人工神経が切れ、オイルが漏れ出す
ロックマンは慌てたようにおれにかけより、おれの右手をつかんだ
「おれ、こわさなきゃ。こわさなきゃおれがおれじゃなくなる。なおしたらダメなんだ。こわれたものは、なおしちゃダメなんだ。なあ、はなしてよ。おれ、こわさなきゃ。こわさなきゃ。おれは、こわさなきゃ…」
はなして
てをはなして
おれはこわさなきゃいけないんだ
だっておれはこわすためにつくられたんだよ
はかせのジャマになるものをこわすために
こわして
こわして
まもるために
おれがこわせばはかせはまもれたのに
おれがこわされたからはかせをまもれなかった
だからおれはもううごいてちゃいけないんだよ
こわさなきゃ
おれはおれをこわさなきゃ
「はなして。はなして。てを、はなせ。こわす、こわす、こわさなきゃいけないんだ。だから、はなせはなせはなせはなせ離せ!!!!」
「離さないよ…!」
ぎゅっとロックマンがおれの右手を掴んだ手に力を込める
「絶対に、離さない…君が自分を壊そうとするなら、絶対に離さない…!」
ロックマンを見ると、泣きそうなカオをしていた
「なんで……?」
なんでこわしちゃいけないんだ?
なんで、そんなカオしてるんだ?
「君を直すようにライト博士に頼んだのが、ワイリーだからだよ」
「はかせが…?」
おれははかせをまもれなかったのに
やくわりをはたせないやくたたずなのに
「はかせ……ワイリーはかせ……」
ポロリと目から水が落ちた
一粒こぼれると、それは次々湧いて出て、とまらくなった
「ごめんなさい…ごめんなさい、はかせ……ごめん……ごめんね……」
ロックマンが掴んでいた俺の右手を離し、今度は両手でそっと右手を包む
おれはアイに貯えられた冷却水が涸れるまでひたすら泣きつづけた
(おれはまだ、あなたに必要とされているの?)
++++++++++++++++++++
リサイクルが嫌いなぽっぽー
クラッシュは今まで、大破したことがなくって、今回が初の大破
クラッシュ哲学で壊れたもの(壊したもの)は捨てなきゃいけないっていうポリシーみたいのがあって、今回自分が壊れたからワイリーに捨てられたと思った
だからワイリーに必要とされないなら自分が動いてる意味はないと自分を壊そうとした
ロックはワイリーのことは嫌いだけど、ワイリーの息子達を想う気持ちは汲み取ってて、クラッシュのことをワイリーが大切に思ってることもわかってる
だから暴走ぽっぽーを止めた
ぽっぽーは大泣きした後はケロッとしちゃう
公式設定:さっぱりした性格w
そんな感じだ!←
(前のウッドのやつクラッシュver)
(ワイリー降伏後)
目を開けて、真っ先に感じたのは、ごめんなさいという感情だった
それからカメラアイが捉えた見知らぬ天井をAIが認識し、ここはどこだろうという疑問がうまれた
「気が付いたんだね」
聴覚センサーが音声を捉える
ゆっくり起き上がり、目を向けると、青いロボットがいた
「ロックマン」
なんで敵であるこいつがここにいるんだろう
すぐに戦闘態勢に入ろうとしたけど、出来なかった
「あれ………?」
おれの両腕が、なかった
いや、形としてはそこについている
だけどドリルではない
パチパチと瞬きをしてみても、そこについているのはハンドパーツだった
あれ?おれハンドパーツに替えたっけ?
末梢回路に信号を送ればちゃんと指は動く
握ったり、開いたりを繰り返しながらメモリを辿ると答えはすぐにでた
「おれ、おまえに壊されたよな?」
たしか、おれの両腕はロックマンに壊されたはずだ
エアーシューターをくらって、吹っ飛ばされて、それでも風に抗っていたらボムが誤爆し腕がもげた
そのままおれは倒れたんだ
たしかにあの時おれは壊れた
なのになんで?
「ライト博士が、君を直したんだ」
「直した?」
傷一つ無いハンドパーツ
じゃあこれは直されたものなのか?
そう考えると、おれのなかでもやもやした感情が爆発した
「何してるの!?」
「こわしてる」
おれは右手で左のハンドパーツを掴むと全身の力を込めてそれをもぎ取った
ブチブチと人工神経が切れ、オイルが漏れ出す
ロックマンは慌てたようにおれにかけより、おれの右手をつかんだ
「おれ、こわさなきゃ。こわさなきゃおれがおれじゃなくなる。なおしたらダメなんだ。こわれたものは、なおしちゃダメなんだ。なあ、はなしてよ。おれ、こわさなきゃ。こわさなきゃ。おれは、こわさなきゃ…」
はなして
てをはなして
おれはこわさなきゃいけないんだ
だっておれはこわすためにつくられたんだよ
はかせのジャマになるものをこわすために
こわして
こわして
まもるために
おれがこわせばはかせはまもれたのに
おれがこわされたからはかせをまもれなかった
だからおれはもううごいてちゃいけないんだよ
こわさなきゃ
おれはおれをこわさなきゃ
「はなして。はなして。てを、はなせ。こわす、こわす、こわさなきゃいけないんだ。だから、はなせはなせはなせはなせ離せ!!!!」
「離さないよ…!」
ぎゅっとロックマンがおれの右手を掴んだ手に力を込める
「絶対に、離さない…君が自分を壊そうとするなら、絶対に離さない…!」
ロックマンを見ると、泣きそうなカオをしていた
「なんで……?」
なんでこわしちゃいけないんだ?
なんで、そんなカオしてるんだ?
「君を直すようにライト博士に頼んだのが、ワイリーだからだよ」
「はかせが…?」
おれははかせをまもれなかったのに
やくわりをはたせないやくたたずなのに
「はかせ……ワイリーはかせ……」
ポロリと目から水が落ちた
一粒こぼれると、それは次々湧いて出て、とまらくなった
「ごめんなさい…ごめんなさい、はかせ……ごめん……ごめんね……」
ロックマンが掴んでいた俺の右手を離し、今度は両手でそっと右手を包む
おれはアイに貯えられた冷却水が涸れるまでひたすら泣きつづけた
(おれはまだ、あなたに必要とされているの?)
++++++++++++++++++++
リサイクルが嫌いなぽっぽー
クラッシュは今まで、大破したことがなくって、今回が初の大破
クラッシュ哲学で壊れたもの(壊したもの)は捨てなきゃいけないっていうポリシーみたいのがあって、今回自分が壊れたからワイリーに捨てられたと思った
だからワイリーに必要とされないなら自分が動いてる意味はないと自分を壊そうとした
ロックはワイリーのことは嫌いだけど、ワイリーの息子達を想う気持ちは汲み取ってて、クラッシュのことをワイリーが大切に思ってることもわかってる
だから暴走ぽっぽーを止めた
ぽっぽーは大泣きした後はケロッとしちゃう
公式設定:さっぱりした性格w
そんな感じだ!←
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