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鋼の長兄とポッポーと次男を愛する腐れ女子
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※初夏の泡祭り←

※まさかの潜水×泡

※またマイナーか^^^^^^

※これだけでも読めますが、前に書いた海賊泡と微妙にリンクしてます

※メットレス、マスクレス注意

























いつものようにパトロールをしていたダイブは、見知らぬロボットを発見した
海の治安を守ることが仕事のダイブは、すぐにそのロボットに接近する
最近貨物船の襲撃事件が相次いでいるため、ダイブは注意深くロボットに声をかけた




「おい!」

「………!」



ビクリと体を震わせ振り返ったロボット
精巧に作られたヒューマノイドタイプのロボットは驚いたような表情でこちらを見つめていた



「………なにか用?」



こちらを警戒するように眉をひそめるロボット
ダイブはそんな表情の変化にも目を奪われた
ロボットの顔立ちがとても整ったものであったからだ
ダイブよりも小柄で、中性的な容姿ではあるが、女性型ロボットのような丸みはない
じっとロボットを凝視するダイブにロボットはさらに怪訝そうな表情を浮かべる




「用がないなら、もう行くから…」

「……待ってくれ!」



再びダイブに背を向けようとするロボットにダイブは慌てて声をあげた
しかし呼び止めたはいいものの、言葉が出てこない
困った様にロボットを見つめると、ロボットの頭部パーツがわずかに損傷していることに気付いた




「……それは、どうしたんだ?」

「…………。」



ロボットの右側頭部、こめかみのあたりの人工皮膚は擦れ、微量だがオイルが滲んでいた
ダイブに指摘され始めて気付いたのかロボットは損傷箇所に手をやると驚いたように目を見開く





「大丈夫か?」

「問題ないよ」

「いったいどうしたんだ?」

「………キミには関係ないでしょ」



そう短く呟くとロボットはダイブに背を向け泳ぎはじめる
脚部にも損傷を負っているのか、左脚を庇うように泳ぐロボット
その泳ぎ方はたどたどしくとても大丈夫なようには見えない
そんなロボットを正義感の強いダイブは放っておくことは出来なかった
ロボットを追いかけると、その体を支えるように抱きかかえた



「ちょっと……!」



鋭い視線が突き刺さるがダイブはより力を強める


「放っておいてよ!」

「そんなこと出来るわけないだろ!お前、脚もやられてるだろ?」


ダイブの言葉にロボットはぐっと言葉を詰まらせる
それから苛立だしげにダイブを睨みつけてきた



「なんなの、キミ……?」

「俺はダイブマン。海の治安を守るためパトロールをしてる。お前は?」

「僕は……別に、普通のロボットだよ。」



ロボットは何かばつが悪そうに言葉を濁すがダイブは気付かない
もとより細かいことは気にしない質なのだ




「お前のその傷…誰かにやられたのか?」

「………タチの悪いチンピラに絡まれただけだよ。別に問題ないし、いい加減離してくれない?」

「駄目だ」


渋い表情で告げるロボットにダイブは即答する
ますます渋面を浮かべるロボットに構わずダイブは逃がさないとばかりにロボットを自分の方へ引き寄せた





「僕、とっとと帰りたいんだけど…」

「ならば俺が送る」

「遠慮するよ…」

「いや、俺の仕事だしな!こっち方面でいいのか?」

「………………。」


全く聞き耳持たないダイブにロボットは苦々しく溜め息をつく
この手のタイプは相手の都合などお構いなしに突っ走るタイプだということをロボットは知っていた
反論するのも疲れるとでもいうようにロボットは脱力する







「もう、勝手にすれば…」

「そうさせてもらう」




諦めたように自分では泳ぐことを放棄したロボットにダイブは満足げな笑みを向ける






「キミ、変わり者だよね」

「そうか?」

「普通、見ず知らずの故障ロボットなんて気にしないでしょ。人間ならともかく…」



ロボットの言葉にダイブはパチクリと目を丸くする
自分では当然と思っていた行動はどうやら世間ではそうではないらしい




「お前、名前は?」

「……………さぁね?」





薄く笑いはぐらかすロボット
先ほどの警戒を帯びた表情と違い、どこか楽しげなその表情にダイブは嬉しさが込み上げてきた
ほんの少し、ロボットとの距離が近づいたように感じたからだ







「あ、もうこの辺でいいよ」

「だが……」

「こっからすぐだから……」


緩んだ拘束から抜け出し、ロボットはダイブから離れる



「キミみたいなお節介なロボット、そうそういないよね。でもまぁ……ありがと」



少し照れたように笑ってからロボットは泳ぎだす
相変わらず危なっかしい泳ぎではあったが、ダイブはその背中を見つめることしか出来なかった






「……ありがと、か」


ロボットの姿が見えなくなりダイブは1人呟く
最後にロボットが見せた笑顔が頭から離れずコアが大きく波打つ音がやけに響いたのがわかった











++++++++++++++++++++++++++++++++++
ヤッちまった^p^
潜水は馬鹿正直な正義漢
うっとおしいけど嫌いになれないタイプ

もう自分でもよぉわからん←
とりあえずうちの泡は水ロボホイホイなわけだがどうしよう
まぁいいよね、こういうブログがひとつくらいあっても☆
泡可愛いよ泡
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