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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。
たいてい腐ってます。
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(クイクラ)
な ぜ 書 い た し \(^o^)/
メタルから弟が出来ると聞かされたクイックはニコニコ笑うメタルに対しさして興味がなさそうにへぇ…と呟いた
所詮自分も、新しく作られる弟とやらもロボットである
なんでメタルがそんなに嬉しそうに笑うのか理解出来なかった
メタルだけではない、エアーやあのバブルですら、心なしか新たな兄弟の完成を楽しみにしているように感じられた
そりゃあ戦力が増えるに越したことはないが、今の状態でも十分やっていけている
今更新しい機体を作るなんて、資金不足なんじゃねぇのかよ、とクイックはひとり首を傾げていた
どちらにしろ、初めての弟という存在はクイックにとってどうでも良いものであった
「クイック、この子がDWN.013クラッシュマンだ」
いつものようにトレーニングをしていると、メタルから通信が入りラボに呼ばれた
何事かと向かえば、そこには見知らぬロボットがいた
DWN.013
そう言われてようやく、そういえば新しいナンバーズが出来るんだという情報を思い出した
クラッシュマンと呼ばれたロボットは、クイック達と同じくヒューマノイドタイプではあるが、どこか幼い印象を受けた
クラッシュマンはじっとその緑色のカメラアイでクイックを見つめてくる
「DWN.012、クイックマン」
一応形式的に自己紹介をするが、クイックは早くトレーニングに戻りたかった
元より弟になど興味ないのだ
メタルに呼ばれなければこうやって挨拶するつもりすらなかった
チラリとクラッシュマンに視線を向けるとその緑のカメラアイとがっちり視線が絡まった後、満面の笑みを向けられた
邪気のない笑顔の意味がわからず、かといって笑い返す気にもならず、クイックはただ、クラッシュに対し頭の悪そうなヤツだなという印象を抱いただけだった
クラッシュを加えた兄弟5人での生活は確実に今までのクイックのペースを乱していった
クラッシュは、重装甲型の機体でありその名の通り破壊工作においては随一の力を発揮していた
任務を行う際にはなんの問題もない
しかし、日常生活においてクラッシュはたびたびクイックを苛立たせた
まず、壊滅的に不器用なのだ
クラッシュはたびたび力の加減を誤りさまざまなものを壊していた
その度にメタルやエアーを手間取らせしょんぼりとうなだれるくせに、また同じ失敗を繰り返す
学習能力のない馬鹿だと思った
要領が悪く、飲み込みも遅い
出来ないことが当たり前だと思っているのか、何度も何度も同じ過ちを繰り返す
常に最強を目指し完璧であろうとするクイックにとって、クラッシュは落ちこぼれの馬鹿という印象を抱かせた
直接本人に口に出したりはしないが、クイックのクラッシュに対する態度は明らかなものであった
それなのにへらへら笑いながら自分に近寄ってくるクラッシュに嫌悪感すら抱くようになった
「クイック」
「……………。」
後ろから呼び止められて振り返ると、クラッシュがにこにこ笑いながら駆け寄ってきた
無言で何か用かと睨むとクラッシュは両手に大事そうに抱えたE缶を差し出してきた
「これ………」
「あけろっていう願いなら断る。自分で開けられもしないのに飲むんじゃねぇよ」
クラッシュの言葉を遮る様に言うとクイックはクラッシュに背を向けさっさと歩き出す
クラッシュが追いかけて来ない所をみると図星だったのだろう
そんなクラッシュに苛立ちを覚えながらクイックは早足にそこを立ち去った
その日はメタルとクラッシュとクイックの三人での任務だった
クイックとクラッシュは既に自分の役目を終え、メタルを待っていた
寄りによってクラッシュとの二人きりという状況はクイックにとって苦痛でしかないが、これも仕事だとぐっと我慢する
「なぁ」
「…………。」
「なぁクイック」
「……んだよ」
苛立ちを込めた視線を向けたにも関わらずクラッシュは笑っている
やっぱりコイツ、馬鹿なんだと再確認しクイックはクラッシュの言葉を待つ
すると、どこから取り出したのかクラッシュはE缶を差し出してきた
またか……この間言ったばかりじゃねぇか、やっぱりコイツには学習能力がないんだな…
そう思いつつクイックは苛立だしげに口を開く
「だから………」
「みてて!」
クイックの言葉を遮るようにクラッシュはE缶を引っ込める
そしてそのドリルの手で危なっかしくE缶を開けようとし始めた
予想外のクラッシュの行動にクイックは言葉を失う
「……………あいた!」
ガチャガチャとだいぶ時間をかけて開いたE缶をクイックに差し出す
「なんで…」
「おれ、ぶきようだから練習した!クイックにE缶あげようと思ってたけど、じぶんで開けられないのじゃ駄目だって言われたから…これならクイックも受け取ってくれるだろ?」
いつもと変わらぬ笑顔でE缶を差し出してくるクラッシュ
E缶の開け口はドリルで何度も引っ掻き回した為ボロボロだが、きちんと開いていた
あの日、クラッシュが差し出したE缶はクイックの為のものだった
それを勘違いの末、拒否したクイックの言葉をクラッシュはちゃんとわかっていた
クラッシュの中で噛み砕いて考えた結果、クイックは蓋のあいたE缶じゃないと受け取ってくれないのだという曲論に達し、必死に練習したのだろう
「クイック、これ、やる!」
あの日言えなかった言葉を笑顔で言う
クイックは無言でE缶を受け取る
自分がクラッシュに対して抱いていた誤解もあり、素直にありがとうという言葉は出てこなかった
それでもE缶受け取った時のクラッシュの笑顔が初めて可愛いと思え、クイックも無意識に表情を和らげる
ボロボロになったE缶はいつもよりおいしいと感じた
++++++++++++++++++++
な ぜ 書 い た し ^p^
急に書きたくなったから……
クイックははじめクラッシュのこと嫌ってたら萌えるという妄想
クラッシュは飲み込みも要領も悪く、行動もゆっくりめだからパヤオはイライラしちゃう
自分基準で考えちゃうパヤオ
クラッシュはスローペースではあるけどちゃんといろんなこと学んでるとわかって、少しずつ二人のわだかまりが溶けてくといいな!
最終的にはパヤオは隠れブラコン(クラッシュに対してのみ)になるといい^p^
クラッシュのみ溺愛のパヤオも書きたい…!
しかし自重しろって言われそうだw
な ぜ 書 い た し \(^o^)/
メタルから弟が出来ると聞かされたクイックはニコニコ笑うメタルに対しさして興味がなさそうにへぇ…と呟いた
所詮自分も、新しく作られる弟とやらもロボットである
なんでメタルがそんなに嬉しそうに笑うのか理解出来なかった
メタルだけではない、エアーやあのバブルですら、心なしか新たな兄弟の完成を楽しみにしているように感じられた
そりゃあ戦力が増えるに越したことはないが、今の状態でも十分やっていけている
今更新しい機体を作るなんて、資金不足なんじゃねぇのかよ、とクイックはひとり首を傾げていた
どちらにしろ、初めての弟という存在はクイックにとってどうでも良いものであった
「クイック、この子がDWN.013クラッシュマンだ」
いつものようにトレーニングをしていると、メタルから通信が入りラボに呼ばれた
何事かと向かえば、そこには見知らぬロボットがいた
DWN.013
そう言われてようやく、そういえば新しいナンバーズが出来るんだという情報を思い出した
クラッシュマンと呼ばれたロボットは、クイック達と同じくヒューマノイドタイプではあるが、どこか幼い印象を受けた
クラッシュマンはじっとその緑色のカメラアイでクイックを見つめてくる
「DWN.012、クイックマン」
一応形式的に自己紹介をするが、クイックは早くトレーニングに戻りたかった
元より弟になど興味ないのだ
メタルに呼ばれなければこうやって挨拶するつもりすらなかった
チラリとクラッシュマンに視線を向けるとその緑のカメラアイとがっちり視線が絡まった後、満面の笑みを向けられた
邪気のない笑顔の意味がわからず、かといって笑い返す気にもならず、クイックはただ、クラッシュに対し頭の悪そうなヤツだなという印象を抱いただけだった
クラッシュを加えた兄弟5人での生活は確実に今までのクイックのペースを乱していった
クラッシュは、重装甲型の機体でありその名の通り破壊工作においては随一の力を発揮していた
任務を行う際にはなんの問題もない
しかし、日常生活においてクラッシュはたびたびクイックを苛立たせた
まず、壊滅的に不器用なのだ
クラッシュはたびたび力の加減を誤りさまざまなものを壊していた
その度にメタルやエアーを手間取らせしょんぼりとうなだれるくせに、また同じ失敗を繰り返す
学習能力のない馬鹿だと思った
要領が悪く、飲み込みも遅い
出来ないことが当たり前だと思っているのか、何度も何度も同じ過ちを繰り返す
常に最強を目指し完璧であろうとするクイックにとって、クラッシュは落ちこぼれの馬鹿という印象を抱かせた
直接本人に口に出したりはしないが、クイックのクラッシュに対する態度は明らかなものであった
それなのにへらへら笑いながら自分に近寄ってくるクラッシュに嫌悪感すら抱くようになった
「クイック」
「……………。」
後ろから呼び止められて振り返ると、クラッシュがにこにこ笑いながら駆け寄ってきた
無言で何か用かと睨むとクラッシュは両手に大事そうに抱えたE缶を差し出してきた
「これ………」
「あけろっていう願いなら断る。自分で開けられもしないのに飲むんじゃねぇよ」
クラッシュの言葉を遮る様に言うとクイックはクラッシュに背を向けさっさと歩き出す
クラッシュが追いかけて来ない所をみると図星だったのだろう
そんなクラッシュに苛立ちを覚えながらクイックは早足にそこを立ち去った
その日はメタルとクラッシュとクイックの三人での任務だった
クイックとクラッシュは既に自分の役目を終え、メタルを待っていた
寄りによってクラッシュとの二人きりという状況はクイックにとって苦痛でしかないが、これも仕事だとぐっと我慢する
「なぁ」
「…………。」
「なぁクイック」
「……んだよ」
苛立ちを込めた視線を向けたにも関わらずクラッシュは笑っている
やっぱりコイツ、馬鹿なんだと再確認しクイックはクラッシュの言葉を待つ
すると、どこから取り出したのかクラッシュはE缶を差し出してきた
またか……この間言ったばかりじゃねぇか、やっぱりコイツには学習能力がないんだな…
そう思いつつクイックは苛立だしげに口を開く
「だから………」
「みてて!」
クイックの言葉を遮るようにクラッシュはE缶を引っ込める
そしてそのドリルの手で危なっかしくE缶を開けようとし始めた
予想外のクラッシュの行動にクイックは言葉を失う
「……………あいた!」
ガチャガチャとだいぶ時間をかけて開いたE缶をクイックに差し出す
「なんで…」
「おれ、ぶきようだから練習した!クイックにE缶あげようと思ってたけど、じぶんで開けられないのじゃ駄目だって言われたから…これならクイックも受け取ってくれるだろ?」
いつもと変わらぬ笑顔でE缶を差し出してくるクラッシュ
E缶の開け口はドリルで何度も引っ掻き回した為ボロボロだが、きちんと開いていた
あの日、クラッシュが差し出したE缶はクイックの為のものだった
それを勘違いの末、拒否したクイックの言葉をクラッシュはちゃんとわかっていた
クラッシュの中で噛み砕いて考えた結果、クイックは蓋のあいたE缶じゃないと受け取ってくれないのだという曲論に達し、必死に練習したのだろう
「クイック、これ、やる!」
あの日言えなかった言葉を笑顔で言う
クイックは無言でE缶を受け取る
自分がクラッシュに対して抱いていた誤解もあり、素直にありがとうという言葉は出てこなかった
それでもE缶受け取った時のクラッシュの笑顔が初めて可愛いと思え、クイックも無意識に表情を和らげる
ボロボロになったE缶はいつもよりおいしいと感じた
++++++++++++++++++++
な ぜ 書 い た し ^p^
急に書きたくなったから……
クイックははじめクラッシュのこと嫌ってたら萌えるという妄想
クラッシュは飲み込みも要領も悪く、行動もゆっくりめだからパヤオはイライラしちゃう
自分基準で考えちゃうパヤオ
クラッシュはスローペースではあるけどちゃんといろんなこと学んでるとわかって、少しずつ二人のわだかまりが溶けてくといいな!
最終的にはパヤオは隠れブラコン(クラッシュに対してのみ)になるといい^p^
クラッシュのみ溺愛のパヤオも書きたい…!
しかし自重しろって言われそうだw
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