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鋼の長兄とポッポーと次男を愛する腐れ女子
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A+Cでほのぼの













DWN.13 クラッシュマン


俺の三人目の弟にあたるそいつは、上の2人の弟と違い、素直で無邪気な性格だ

クラッシュが完成し、それまで俺を含め、弟達を愛するものの、その愛情が行き過ぎているせいでどうも弟にうっとおしがられてたメタルは喜び勇んで溺愛した
俺はメタルの弟想いなところは別に悪いとは思わないが、正直、少し引いた
それを口に出すことはしなかったが、バブルはそんなメタルに容赦なく「うわぁ…メタル気持ち悪い…」とゴミを見るような冷めた目で言い放ちメタルの心にダメージを与えていた

そんなバブルも、クラッシュには比較的優しく、まだ知能のそれほど発達していないクラッシュにいろいろなことを教えていた(たまに、とんでもないことを吹き込んで、メタルに注意されていたが)

クイックははじめはあまりクラッシュに興味を示さなかったものの、最近では不器用なクラッシュにさりげなく助け舟を出したりと、クイックにとっても初めての弟という存在は良い影響を与えているようだった












「エアー!」

「……!」



ずっしりと重みを感じ振り返ると明るいオレンジが見えた

くるくるとした碧の目が俺を見つめてくる




「どうした、クラッシュ?」


俺に後ろから抱きつくようなクラッシュに問えばきらきらとした碧が笑った


「あのな、おれ、肩車してほしい!」

「肩車?」


クラッシュの突飛な発言に思わず聞き返す
ぎゅうぎゅうと抱きつくというよりは締め上げるに近いクラッシュの力に、肩車しなければ締め壊すぞと脅されているのかとも思ったが、クラッシュの目は純粋だ
ただ単に力の加減がわからないだけなのだろう
俺は比較的に丈夫に出来ているからまだいいが、柔なロボットなら壊されてしまうだろう
まさに死の包容だ





「何故肩車なんだ?」

「肩車出来るのがエアーしかいないから、エアーにしてもらえってバブルが言ってた!」



ぽんぽんとクラッシュの特徴的なメットを軽く叩き解放を促しながら尋ねる
ある程度丈夫だとは言え、あまり長時間締め付けられれば危険だ
俺の意図を読みとってかクラッシュは俺から体を離しやはりきらきらとした目で見上げてくる
そんな期待に満ちた目で見られたら、断るに断れない
そんなこと、コイツは知らないだろうが





「俺だって出来るかはわからないぞ?」

「そうなのか…?」



重装甲なクラッシュは見た目よりずっと重い
いくら俺が大柄だと言えども、その重みに耐えられるかはわからない
俺の言葉に目に見えて落胆するクラッシュに思わず苦笑する




「まぁ、やってはみよう。乗れ」



そう言ってしゃがみ込むと、クラッシュにしては慎重に俺の上に跨った
やはり見た目以上に重い…が持ち上げられない重さではなかった
ゆっくり立ち上がると上から高い高いと無邪気な歓声があがる

その歓声を微笑ましく思いながら、俺は肩にかかる重みを噛み締めた











(エアー!俺を差し置いてクラッシュを肩車なんて…羨ましい!……が弟達が仲良くしてる姿を見るのは良いものだな)

(メタル…今のキミ、すっごく気持ち悪いよ…近寄らないでくれる?)










+++++++++++++++++++++
ほのぼのしたのが書きたかった…
私にとってエアーは聖域なんじゃないだろうか

とりあえず、エアーと結婚したいです

エアーとぽっぽーの組み合わせってやたら萌えて困る

そんでメタルおにいたんは気持ち悪いですね
そんな気持ち悪いおにいたんも私は好きです




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