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(前回の続き、メタルが出来たばかりの頃。メタルが犬嫌いになるまで)
(メタル、ワイリー)












その日メタルはいつものように研究室に籠もるワイリーの代わりに雑務をこなしていた

ひとしきりデスクに向かい、コンピュータ内の情報の更新、整理を行ったあとそろそろ犬がかまって欲しくなってやってくる頃だな…と無意識に思い、コンピューターをスタンバイモードに切り替え、犬がいるであろう居間へむかった



あいつは寂しがっては部屋中を散らかすから、まず掃除からはじめなければならないだろうな

そう思いながら居間に足を踏み入れた瞬間に感じる違和感

居間が昨日犬が眠った後でメタルが片付けた状態のままだったからだ




「犬……?」


犬はいつもの場所…お気に入りのソファーの上で丸まっていた

ざわりとコアがふるえたように感じる



「おい、犬。そろそろ腹が減っただろう。いつまで寝ているつもりだ?だらしないぞ」

平静を装い犬に近づく

近づくにつれて、先ほどから感じる違和感が大きくなっていった













「博士!ワイリー博士!」

いつもならば先に犬が飛び込んでくる研究室にひどくうろたえた様子のメタルが飛び込んできた



「何事だ!?メタルマン!」

普段の落ち着いた彼からは想像もつかない狼狽ぶりにワイリーもただならぬ気配を察する


「犬が……犬の様子がおかしいです!メンテナンスをお願いします!」


悲痛ともとれるメタルの声
メタルの腕には昨日元気に走り回っていたとは思えないほど弱りきった犬がいた

かろうじて呼吸はしているものの、力強く地を蹴っていたしなやかな足はだらりと伸びきっている



「博士!はやくメンテナンスを…!」

メタルの叫びにぐっと言葉を詰まらす


「博士……お願いします…!」

「……メタルマン、わしは科学者だ」



メタルとは対照的にワイリーの声は落ち着いていた



「わしには『直す』ことは出来ても『治す』ことはできん。」

ゆっくりとメタルに近づき、その腕に抱かれた犬の頭を撫でる



「わしには、こいつを治してやることはできんのだ…」

「そん…な………。でも……でも博士は天才です!どんなに私がボロボロになって帰ってきても、キチンと直してくれるじゃないですか…!」


メタルは自分が今、父であり創造主であるワイリーを困らせていることを自覚していた
メタルの言葉に悲しそうな顔をする…ロボットが創造主に迷惑をかけてはいけないと思っていても止められなかった


これでは駄々っ子だ

ワイリー博士に愛想をつかされてしまうかもしれない
それは自分にとって耐え難いことであるが、今、自分の腕の中でどんどん衰弱していく犬を失うことも耐え難いと感じた




「お願いします…博士……。ドクター……。ドクターワイリー……」


わかっている

博士は機械である自分を直すことは出来ても、この小さな命を治すことはできないと

そして自分にもどうすることもできないと










小さな命は、紅い機械と奇跡の科学者に見守られて彼らの想いに、与えられた愛情に、応えるよう、最期にワンと吠えた





**********













「博士!ワイリー博士!」

「おお!メタルマンか!どうしたんだ?」

「探していたデータは見つかりましたか?」




昔の思い出により感傷に浸っているところを急に現実に呼び戻されたワイリーは誤魔化すように咳払いをした



「それがなかなか見つからなくての…」

「だからこまめにデータの整理をしてくださいと言ったのに……。私も手伝います。」


そう言い、コンピュータに目を向けたメタルの表情がこわばる




「これは……。」

「たまたま見つけてな…。覚えているか?」


画面にうつる犬の姿を凝視するメタル

目元しか伺い知ることは出来ないがきっと苦虫を噛み潰したような表情を浮かべているのだろう





「忘れるわけありませんよ。」

「おまえのことを初めて振り回した相手だしのぅ。」

ワイリーの言葉にますます渋い表情を浮かべるメタル






犬がいなくなって、メタルがまっさきに行ったのは、犬がいた痕跡の消去だった

犬の使っていた皿、犬によって穴だらけになってしまった靴下、犬のお気に入りのソファーの上の座布団…

犬がいたことを忘れたいというように次々と捨てていった

しかし彼の中の犬に関するメモリーだけはどうしても消すことが出来ず、それ以降、犬という犬を見る度に沈んでいた





「お前の犬嫌いはこいつが原因なんじゃろうな」

「嫌いというか……苦手なんです。」



苦笑するもののモニターにうつる犬を見る目は優しい


「わしはおまえにやつの世話を任せて本当によかったと思っているぞ。」

「ええ…。私も今ではよかったと思えるようになりました。」


毎日の掃除は大変でしたけどね、そう付け加えるメタルにワイリーは悪戯な笑みを浮かべる


「おまえがあんなに犬のことを気にかけて大切にしてたとは思わなかったわい。」

「ええ。私はあいつのことが結構好きでしたから。」

からかうようなワイリーの言葉をさらりと肯定するメタル


「あいつがいなければ、今の私は無かったと思いますよ。兄弟を大切だと思うことも、こうやって博士に小言を言うことも…」

「うーむ…小言については少しコロを恨んでしまうの…」

「それだけあなたが私にとって大切だということですよ。ドクター」



あいつの時のように、私は大切な存在を無くしたく無いんです


そう続けようとしてメタルは言葉を飲み込んだ

きっといわなくてもわかってくれていると思ったからだ



「さあ、作業をはじめましょう。」



そう言い、犬の画像の入ったフォルダを閉じる




コンピュータの中では、茶色の犬と科学者と紅いロボットが幸せそうに笑っていた













++++++++++++++
メタルが犬嫌いになった理由を妄想→こんな結果に\(^o^)/

なんていうか……すみません…

私、長い文章書くの下手すぎですね…
いや、短い文章書くのも下手だけど

しょんぼりんぬ
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