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アサクラ
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鋼の長兄とポッポーと次男を愛する腐れ女子
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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。 たいてい腐ってます。 はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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※パヤオが長男シリーズ  前>

※鋼、空気、泡が幼児化

※妄想大☆爆☆発☆すみません…

※先に前シリーズの話読まないとよくわからない話です

※すみません…(2回目)

















フラッシュは戸惑っていた
先ほど、侵入者を倒しに行ったはずの足達が、何故かその侵入者とともに戻ってきたからだ




「メタルマンには何をあげてるの?」

「乳幼児用粉ミルクだ。作り方も分量も書いてある通りにやってるんだが」

「メタル、あげようとすると暴れてちゃんと飲まないんだ。ミルクきらいなのか?」



メタルマンステージから戻ってきたクイックとクラッシュ、そしてロックマン……

クラッシュの腕には先ほど行方不明になりかけたメタルがうーだのあーだのと声を上げていた



「おい、どういうことだ……」

「あ、フラッシュ!メタルいたぞ」


少しげんなりとした様子でフラッシュが尋ねれば満面の笑みで答えにならない返事をするクラッシュ



「いや、そうじゃなくて……なんでロックマンがいるんだよ?」


若干声をひそめて問えばクラッシュはパチリと目を丸くした
まるでロックがここにいるのは当たり前だろう!と言わんばかりの表情に、ああ、聞く相手間違えた…とフラッシュはうなだれた



「メタルマンがご飯を食べないって聞いたから……なにか力になれるんじゃないかって思ったんだ」


クラッシュとフラッシュのやりとりを見かねたロックが控えめに進言する
そういえばロックマンは元は家庭用ロボットだったなと合点する


「あ!もちろん君たちと戦う気はないからね!仲良く出来るなら、僕も仲良くしたいし……」

「ロックってすげーんだよ!メタルのことすげえわかってるし!」


純粋に感心しているクラッシュに対し、クイックは複雑そうな顔をしていた

普段、全くと言っていいほどウマが合わないクイックとフラッシュだったが、この時ばかりはクイックの心情が痛いほどわかった












「ミルクを嫌がるなら、離乳食をはじめてみたらどうかな?」

そう言って、ロックがワイリー城の冷蔵庫から取り出したのはリンゴだった

器用に皮を剥き、リンゴをすりおろす
そのすりおろしたリンゴを湯で薄め、冷ました後に小さなスプーンでメタルの口元まで持っていった

「メタルマン、食べてごらん。おいしいよ」

「うー」


マスクを外され、クラッシュの腕に抱かれたメタルは初めて見る食品に興味を抱いたのかじっとスプーンを見つめる


「おれもリンゴ食べたい!」

「お前が食ってどうすんだバカ」


メタル同様にスプーンを見つめるクラッシュにフラッシュが突っ込みを入れる



「あ、食った」


クイックが小さく呟く
フラッシュとクラッシュが慌ててメタルに目を向ければ、スプーンの上のリンゴはなくなり小さな口がわずかに動いていた


「あー!うー!!」

「よかった、気に入ったみたい」


もっと寄越せとばかりに小さな手を伸ばすメタルにロックは微笑む

クラッシュはもごもごと口を動かすメタルが可愛いと目を輝かせ、クイックとフラッシュはホッと胸を撫で下ろした



「まあ、ひとまず………」

「問題解決…だな……」








(頼もしい救世主!)










++++++++++++++++++++
自由すぎてすみません(3回目)
幼児化は書いてて楽しいですが同時に読んでくださった方に殴られるんじゃないかと毎回ビクビクしてます


次は前にリクエストいただいたお話書こうと思います。
とりあえず導入部終わり!
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