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アサクラ
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鋼の長兄とポッポーと次男を愛する腐れ女子
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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。 たいてい腐ってます。 はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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※2ボスでM受けALL

※続きものです。前の話を読まないとサッパリです
恋は戦争#1/#2/#3/#4/#5/#6/

※まだ続きます。すみません…






















「おれ、博士の所にいくな」

「ああ。大丈夫だとは思うが、きちんと見てもらえよ」

「うん。………メタル」



ラボに向かおうとしたクラッシュが振り返る



「気をつけてね。クイックも、なんかへんだったから……」

「ああ、心配するな」


笑ってみせれば不安げながらもクラッシュも笑みを浮かべる
メタルはひとつ頷いてみせてからクラッシュに背を向けた
















「クイック」



名前を呼ばれ振り向くとメタルがいた
メタルから自分を呼んでくれたことが嬉しくクイックは笑みをもらす




「メタル」


世の中の全ての女性がとろけてしまいそうな笑顔でクイックはメタルに近寄る
メタルは歩みを止め、ただ近付いてくる弟機を見つめていた

すっとクイックが手を伸ばしメタルの頬に触れようとする
愛おしいものに触れたいとでもいうような眼差しのクイックから逃れるようにメタルはその手から遠ざかる





「クイック…」


小さく呟く表情は苦々しい
そんなメタルを見、クイックの顔から笑みが消えた
不満げな表情で、己から遠ざかったメタルの腕を掴み引き寄せようとする
ぐいと引けば少しの抵抗
それが余計クイックを苛立たせた
まるで己を拒否されている様だと思った
苛立ちが募り、クイックはメタルの抵抗を力でねじ伏せる
無理矢理強い力で引っ張ればバランスを崩した体は簡単にクイックの腕の中に納まった
ぎゅうとメタルの体を抱きしめる
メタルの体が強ばったがクイックは抱きしめる力を弱めない




「クイック」

「好きなんだよ、アンタが…」



メタルの言葉を遮りクイックは呟く
いつまでも兄と弟の関係でいるのは嫌だった
今の関係がどんなに心地良いものであっても、クイックは変化を望んだ
またメタルがそれを望まないこともわかっていた
長い間隠し続けてきた感情の暴走は止まらない




「クイック、俺だってお前のことが好きだぞ……」

「誤魔化すなよ。わかってんだろ?」


現状維持を望むメタル
変化を求めるクイック


クイックはどんな形であれ、今の関係から抜け出したかった
クイックが弟である限り、メタルは兄としての愛情を与えてくれるだろう
しかしそれでは満足出来なくなった
たとえ拒否されたとしても、クイックは変化が欲しかった




「俺が、アンタをどういう風に見てるか…アンタは知ってるはずだ。」

「俺は……」

「アンタはわからないフリをしてるだけだ。ずっと、ずっと…………アンタは、ずるい…」



クイックの言葉にメタルのコアが跳ねる
違う、そんなことはないと言いたかった
しかし否定の言葉は出て来なかった
クイックの言うことは、紛れもない事実だからこそ、メタルは言い返せなかった
クイックの自分に対する気持ちはわかっていた
わかっていながら兄という建て前で曖昧に誤魔化し続けてきた結果が今回のクイックの暴走を引き起こしたのだ




「クイック、放してくれ……逃げたりはしない、話がしたいんだ」


ひとことひとことを噛み締めるようにメタルは言葉を探す
クイックは少し迷ったあと、名残惜しげにメタルを抱きしめる力を弱めた
しかし抱きとめる形でメタルを緩く拘束する
メタルは真っ直ぐにクイックの翠の瞳を見つめた




「俺は、お前の気持ちに応えることは、出来ない」

ピクリとメタルを抱く腕が震える
メタルはさらに言葉を続けた



「俺は、誰かに愛されるということがわからないんだ。どうしていいかわからない…だから……すまない…」

メタルの瞳は困ったように揺れていた
クイックはじっとメタルを見つめた後、少しだけ悲しそうに笑う



「それが、アンタの答えか」

「ああ…」




クイックはゆっくりとメタルから離れる
その瞳は先ほどと同じ人物とは思えない程穏やかだった




「……博士んトコ行くわ」

「クイック……」



名前を呼ばれたがクイックは振り返らなかった
ただ片手を上げてヒラヒラと振ってみせる

メタルはその背中を追いかけることが出来なかった



















+++++++++++++++++++++
次で本当にラスト! (多分)
10000には間に合わなかったけどキニシナイ\(^o^)/
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