http://mikirigo.blog.shinobi.jp/
腐った方向に愛をぶちまけるブログです。
たいてい腐ってます。
はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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※海賊×泡
※メトレス表現有り
穏やかな波
暖かな太陽は水面で屈折し柔らかな光を水中に降り注ぐ
そんな穏やかな空間を壊すように一体のロボットが何かから逃げているかのように泳ぐ
バブルは全ての力を持って水を蹴っていた
普段のんびり波間を漂っている彼を知る者が見たら何事かと驚くだろう
ドンッと音がし、バブルは俊敏に下降しソレをかわす
ソレは機雷であった
確実にバブルを狙って放たれたであろうソレにバブルは眉を潜める
(しつこいなぁ…)
バブルは追われていた
度々バブルの前に現れてはこうして追ってくる襲撃者にうんざりする
その度にうまく撒いて事なきを得ているが、今回は一際しつこく追跡してくる
バブルは再び放たれた機雷をバブルリードを当て爆破させるとそれを目くらましにし一気に襲撃者を撒こうとする
爆破の水圧に乗り、そこから離れるとバブルは岩礁の影に身を潜めた
(あ……ヤバい……)
ふと、左の脚部パーツに違和感を感じた
動かしてみると膝に僅かに痛みを感じた
(こんな時に不具合とはねぇ…。まぁ見つからなきゃ大丈夫……だよね)
そう考えてはみるものの、脚の痛みに連動するかのようにコアはドクドクと波打つ
もしこの状況でヤツに見つかったら逃げ切れる自信はない
バブルは祈るように岩礁に体を寄せ、呼吸を整えた
聴覚センサーを最大にし、辺りの気配を探る
波の音は変わらず一定のリズムを刻んでいる
その事に安心し一瞬だけ気が緩んでしまった
「………………!」
聴覚センサーが機雷の発射音を捉えた
ほんの僅かな油断によって反応が遅れる
機雷はバブルの頭部を狙って放たれていた
なんとか避け直撃は免れたものの機雷はバブルの右頭部を抉るように掠めていく
ミシッと嫌な音がして頭部パーツにヒビが入る
機雷との接触によってまるで殴られたかのようにAIが揺れ、視界もぼやけた
視界の異常を直そうとカメラアイに生理的な涙が溜まる
バブルはパチパチとまばたきをしてそれを流そうとするが、予想以上にダメージが大きいのか、視界はぼやけたままだった
「見ぃつけた」
愉しげな声と共にガンッと岩礁に押さえつけられる
「今日はやけにあっさり捕まってるじゃねぇか」
「……………。」
うるさい
そう返そうとしたが言葉にならなかった
頭部パーツへのダメージのせいなのか、AIによる声帯への命令がうまく伝達出来なかったからだ
内心焦りながらもバブルは己を押さえつける襲撃者を睨みつける
そんなバブルの態度に、海賊のようなロボットはその隻眼を満足そうに歪めた
「なに?お前泣いてんのか?」
(生理的なものだよ。馬鹿じゃないの?)
声にならない悪態をつくが、海賊はどうやら予想外のバブルの様子に気を良くしたらしい
「せっかくだ。よく見せてみろよ」
(……!)
ミシリミシリと音を立ててひび割れたメットを剥ぎ取ろうとする
その耳障りな音にバブルは目を見開きその手から逃れようとするがそれは叶わない
バキリと音を立て頭部を保護していたメットとゴーグルが奪われる
直に触れる大気の感覚に人工皮膚が粟立った
「…………お前」
「な………に……」
パチリとまばたきをして涙を流すと視界はだいぶ明瞭になっていた
どうやらだいぶ感覚も戻ってきたらしく、声帯への信号も復旧していた
間抜けな顔で呟く海賊にバブルは眉をしかめる
しかし無言で今度はマスクを奪おうとする海賊にバブルは目を見開く
「や…めてよ…ね…!」
「そう言われて止めると思うか?」
乱暴にマスクも奪われバブルは困惑する
兄弟達にすらめったに見せない己の顔を見られることにこれ以上ない抵抗を感じた
まばたきをすると依然、涙が零れる
これではまるでこの状況に追い込まれて泣いているようだとバブルは不快感を露わにする
「流石はワイリーナンバーズだな」
「な…にが…!」
じっと己の顔を見つめられバブルは苛立つ
普段なら、こんなに感情的になることはないが状況が状況なだけに耐えられなかった
バブルにとって己の顔はコンプレックスのひとつだ
長兄のような鋭さもなければ、ひとつ下の弟のように精悍なわけでもない
世間一般から見れば整っている顔立ちだが、バブルは己に自信が無かった
だから普段はマスクやゴーグルで顔を隠し、己の弱い部分に踏み込まれないように守っていたのだ
「お前、意外と女顔なんだな」
「うるさいよ…」
自らのコンプレックスを容赦なく指摘されバブルはパイレーツを睨みつける
はじめは驚いたようにまじまじとバブルを見つめていたパイレーツだったが、ふと思いついたように表情を変える
そんな様子にバブルは嫌な予感を感じつつも眉を顰める
「なぁ、もっと色んなカオ、見せてみろよ?」
「……………!」
何がおこったのかわからなかった
気付いたらまるで噛みつかれるように唇を奪われていた
海賊は薄く開いた唇を舌で無理やり割るようにしてバブルの咥内に侵入する
とっさに体を離そうともがくが背後に迫る岩礁がそれを許さない
まるで味わうかのように咥内を蹂躙する舌の感触にバブルはびくりと体を強ばらせた
くちゅっとどちらのものかわからない潤滑油の音が聴覚を犯しバブルは無意識に侵入してくる舌に噛みついた
ブチリと嫌な音がし、口内にオイルの味が充満する
「……てぇな」
口元を押さえ離れるパイレーツに向け無言でバブルリードを放つ
思わぬバブルの反撃に怯んだ海賊を突き飛ばすかのようにバブルはその場から離れる
左脚部パーツが異常を訴え痛むが構わすバブルは全力で泳ぎ続ける
深く深く水中に潜るとカメラアイから涙が零れ海に溶けていった
++++++++++++++++++++
またヤッた\(^o^)/
もう反省しかありません。すみませんすみませんすみませんすみませんry
最近このブログ泡祭りすぎですね。
でもこれ、微妙に続いちゃうか…も……
バブルの行動はきっとメタルおにいたんから刷り込まれたんだと思う。
弟達の貞操に敏感すぎるおにいたんは日々、弟達に暴漢から身を守る方法を伝授しようとしているよ!←
今回めでたくその成果が現れました。よかったねバブル!
※メトレス表現有り
穏やかな波
暖かな太陽は水面で屈折し柔らかな光を水中に降り注ぐ
そんな穏やかな空間を壊すように一体のロボットが何かから逃げているかのように泳ぐ
バブルは全ての力を持って水を蹴っていた
普段のんびり波間を漂っている彼を知る者が見たら何事かと驚くだろう
ドンッと音がし、バブルは俊敏に下降しソレをかわす
ソレは機雷であった
確実にバブルを狙って放たれたであろうソレにバブルは眉を潜める
(しつこいなぁ…)
バブルは追われていた
度々バブルの前に現れてはこうして追ってくる襲撃者にうんざりする
その度にうまく撒いて事なきを得ているが、今回は一際しつこく追跡してくる
バブルは再び放たれた機雷をバブルリードを当て爆破させるとそれを目くらましにし一気に襲撃者を撒こうとする
爆破の水圧に乗り、そこから離れるとバブルは岩礁の影に身を潜めた
(あ……ヤバい……)
ふと、左の脚部パーツに違和感を感じた
動かしてみると膝に僅かに痛みを感じた
(こんな時に不具合とはねぇ…。まぁ見つからなきゃ大丈夫……だよね)
そう考えてはみるものの、脚の痛みに連動するかのようにコアはドクドクと波打つ
もしこの状況でヤツに見つかったら逃げ切れる自信はない
バブルは祈るように岩礁に体を寄せ、呼吸を整えた
聴覚センサーを最大にし、辺りの気配を探る
波の音は変わらず一定のリズムを刻んでいる
その事に安心し一瞬だけ気が緩んでしまった
「………………!」
聴覚センサーが機雷の発射音を捉えた
ほんの僅かな油断によって反応が遅れる
機雷はバブルの頭部を狙って放たれていた
なんとか避け直撃は免れたものの機雷はバブルの右頭部を抉るように掠めていく
ミシッと嫌な音がして頭部パーツにヒビが入る
機雷との接触によってまるで殴られたかのようにAIが揺れ、視界もぼやけた
視界の異常を直そうとカメラアイに生理的な涙が溜まる
バブルはパチパチとまばたきをしてそれを流そうとするが、予想以上にダメージが大きいのか、視界はぼやけたままだった
「見ぃつけた」
愉しげな声と共にガンッと岩礁に押さえつけられる
「今日はやけにあっさり捕まってるじゃねぇか」
「……………。」
うるさい
そう返そうとしたが言葉にならなかった
頭部パーツへのダメージのせいなのか、AIによる声帯への命令がうまく伝達出来なかったからだ
内心焦りながらもバブルは己を押さえつける襲撃者を睨みつける
そんなバブルの態度に、海賊のようなロボットはその隻眼を満足そうに歪めた
「なに?お前泣いてんのか?」
(生理的なものだよ。馬鹿じゃないの?)
声にならない悪態をつくが、海賊はどうやら予想外のバブルの様子に気を良くしたらしい
「せっかくだ。よく見せてみろよ」
(……!)
ミシリミシリと音を立ててひび割れたメットを剥ぎ取ろうとする
その耳障りな音にバブルは目を見開きその手から逃れようとするがそれは叶わない
バキリと音を立て頭部を保護していたメットとゴーグルが奪われる
直に触れる大気の感覚に人工皮膚が粟立った
「…………お前」
「な………に……」
パチリとまばたきをして涙を流すと視界はだいぶ明瞭になっていた
どうやらだいぶ感覚も戻ってきたらしく、声帯への信号も復旧していた
間抜けな顔で呟く海賊にバブルは眉をしかめる
しかし無言で今度はマスクを奪おうとする海賊にバブルは目を見開く
「や…めてよ…ね…!」
「そう言われて止めると思うか?」
乱暴にマスクも奪われバブルは困惑する
兄弟達にすらめったに見せない己の顔を見られることにこれ以上ない抵抗を感じた
まばたきをすると依然、涙が零れる
これではまるでこの状況に追い込まれて泣いているようだとバブルは不快感を露わにする
「流石はワイリーナンバーズだな」
「な…にが…!」
じっと己の顔を見つめられバブルは苛立つ
普段なら、こんなに感情的になることはないが状況が状況なだけに耐えられなかった
バブルにとって己の顔はコンプレックスのひとつだ
長兄のような鋭さもなければ、ひとつ下の弟のように精悍なわけでもない
世間一般から見れば整っている顔立ちだが、バブルは己に自信が無かった
だから普段はマスクやゴーグルで顔を隠し、己の弱い部分に踏み込まれないように守っていたのだ
「お前、意外と女顔なんだな」
「うるさいよ…」
自らのコンプレックスを容赦なく指摘されバブルはパイレーツを睨みつける
はじめは驚いたようにまじまじとバブルを見つめていたパイレーツだったが、ふと思いついたように表情を変える
そんな様子にバブルは嫌な予感を感じつつも眉を顰める
「なぁ、もっと色んなカオ、見せてみろよ?」
「……………!」
何がおこったのかわからなかった
気付いたらまるで噛みつかれるように唇を奪われていた
海賊は薄く開いた唇を舌で無理やり割るようにしてバブルの咥内に侵入する
とっさに体を離そうともがくが背後に迫る岩礁がそれを許さない
まるで味わうかのように咥内を蹂躙する舌の感触にバブルはびくりと体を強ばらせた
くちゅっとどちらのものかわからない潤滑油の音が聴覚を犯しバブルは無意識に侵入してくる舌に噛みついた
ブチリと嫌な音がし、口内にオイルの味が充満する
「……てぇな」
口元を押さえ離れるパイレーツに向け無言でバブルリードを放つ
思わぬバブルの反撃に怯んだ海賊を突き飛ばすかのようにバブルはその場から離れる
左脚部パーツが異常を訴え痛むが構わすバブルは全力で泳ぎ続ける
深く深く水中に潜るとカメラアイから涙が零れ海に溶けていった
++++++++++++++++++++
またヤッた\(^o^)/
もう反省しかありません。すみませんすみませんすみませんすみませんry
最近このブログ泡祭りすぎですね。
でもこれ、微妙に続いちゃうか…も……
バブルの行動はきっとメタルおにいたんから刷り込まれたんだと思う。
弟達の貞操に敏感すぎるおにいたんは日々、弟達に暴漢から身を守る方法を伝授しようとしているよ!←
今回めでたくその成果が現れました。よかったねバブル!
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