グッドモーニング、おやすみなさい(※10000打FC)

※10000打しろべ様リクエストFCです

※たいしたことないですが普段よりはアレなような…？

※一応折りたたみ

スリープモードから段々と意識が浮上してくるような感覚がして、フラッシュはもうすぐ自分が目覚めるんだなとぼんやり理解した
確かな覚醒の感覚と共に、酷く体が重いのがわかる
そう言えば昨日は休息に入る時間が遅かったな、疲れているのかとも思ったが、どうも様子が違う
まるで自分の上に何かが乗っているような感覚なのだ








「………………おい」

「おはよう！」


心地良いまどろみを惜しみつつも目を開ければ、満面の笑みが返ってきた
フラッシュの上に馬乗りになったクラッシュがにこにこと笑う
そんなクラッシュにフラッシュははぁと溜め息をつき、再び目を閉じた



「なんでまたねるんだよ！」

「うっせー！今何時だと思ってんだ！」

「三時！」



即答するクラッシュを無視し、フラッシュは再びスリープモードに入ろうとする
先ほどフラッシュがスリープモードに入ってから１時間もたっていなかった
こんな真夜中にコイツはなんで起きてんだ……そしてなんでコイツは俺の上に乗ってんだ、重い、だが眠い、寝よう、様々な思惑が入り混じりながらも再びフラッシュは眠ろうと試みる
しかしそんなフラッシュのささやかな努力も、まるで駄々っ子のように暴れ出すクラッシュによって崩される
ただ暴れるだけではない、フラッシュの上に馬乗りになってフラッシュの胸ぐらを掴んだかと思うとガクガクと引っ張り揺らしだしたのだ


「フラッシュー！おきろー！」


端から見たらまるで恐喝されているような図である
とても、寝台の上で行われる、ましてや相手を起こす方法とは思えない
しかしクラッシュは本気だった
ただ彼が人よりも不器用で力の加減というものを知らないだけだ
しかしグラグラと上下に揺らされるフラッシュにとってはたまったものではない


「クラッシュ…起きる……から…」


やっとの思いで絞り出すように呟くと揺れは止まる
なんで自分はこんな目にあっているのだろう、船酔いのような気持ち悪さを感じながらフラッシュは眉間に皺を寄せる



「で、一体お前は何しに……………！」


フラッシュの言葉を遮るようにクラッシュの唇がフラッシュのそれを塞ぐ

突然のことに驚きつつも、まぁ拒む事ではないかとフラッシュは受け入れる
たどたどしく咥内に侵入してくる舌がもどかしく、逆にこちらから絡めるように吸ってやれば、くちゅと言う水音と共にクラッシュが鼻にかかった甘い声をあげた
歯列をなぞってやればビクリと震える体
フラッシュはわざとらしくちゅっと音をたてながら唇を離す




「ふらっ…しゅ……っ」

「……お前、サカってんの？」


意地悪く笑うフラッシュに先ほどの勢いはどこへやら、クラッシュは頬を染め視線を逸らす

フラッシュはまた薄く笑い、クラッシュの体を押し倒した














（グッドモーニング、おやすみなさい）


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しろべ様リクエストのFCでした。
甘くて、ちょっとえろ…というリクエストだったのですが、あまりえろくない罠＼(^o^)／

今までの作品を見ての通り、私、あまり激しいのは書きません。というか、書けません。
私の中でロボットのえろがハッキリしてないので。
読むのは好きですが←


普段よりはちゅっちゅしてますが、なんだか恥ずかしいですね。

サカってるクラッシュが書きたかっただけです。
クラッシュは快楽に素直だよ！
隊長は言わずもがなムッツリ＾＾

リクエストありがとうございました！
フラクラ大好き！