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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。
たいてい腐ってます。
はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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(エアメタ)
(アンケート回答ありがとうございます!)
俺の兄にあたる機体は、とても厳しい者だった
俺が起動したばかりの頃は特にその厳しさはひとしおで、常に気が抜けない状態だった
気を抜けばその瞬間にブレードが飛んできたからだ
己とは違う、紅い瞳は一瞥しただけで相手を怯えさせるのではないかという程に鋭いものだった
よく俺の容姿は相手に威圧感を与えると言われるが当時のヤツのほうがよっぽど威圧感に満ちていたと思われる
俺はそんな兄に憧れ、認められたいと努力した
誉められたいとは思わなかった
ただあの紅が少しでも柔らかな視線を己に向けてくれたらと、そう願っていた
もちろん我らの創造主に見せる目は俺とは比べものにならないくらい優しい
父に対する狂信的までな感情によるものだったのだろう
俺はそこまでは望まなかったが
「そんなに俺は狂信的だったか?」
「ああ。」
ふと、昔話に花が咲いて今だから言える兄機の昔に俺が感想を述べればバツが悪そうに苦笑する
ああ、コイツもこんな顔が出来るようになったのか、昔の眉一つ動かぬ無表情と比べれば知らぬうちに兄はあきらかな変化を遂げている
「まぁ、俺には博士しかいないと思っていたから、な……。俺達ロボットは何があっても博士を守らなきゃいけないと思っていたし……その気持ちは今でも変わらないが…」
「あの頃のお前は俺に対して本当に容赦なかったな…お前にことある毎にブレードを投げつけられてたおかげで俺の反射神経もだいぶ成長した」
「すまない…」
「謝る必要はない。俺は感謝してる」
そうは言ってもメタルは苦々しい表情を崩さない
昔から器用なコイツがコミュニケーション面においては不器用なことは知っている
起動したばかりの頃の俺は、機体の形容からして俊敏さに欠けていた
AIから身体パーツに命令を飛ばすのが苦手だったのだ
俺が戦闘機として今こうしてうまく戦えるのもメタルのブレードを避け続けたおかげかもしれない
メタルは口では言わないが俺の弱点がわかっていたのだ
今以上に感情表現が下手で、やり方も荒々しかっただけで、俺は別にそれが悪いとは思っていない
メタルのそういう不器用な感情表現に気付けない者は気付かないままでいい
「お前は昔から俺を持ち上げすぎだ…」
「俺が持ち上げなくて、他に誰がお前を持ち上げる?」
コイツの側にあって、コイツを支え、持ち上げるのが俺の誇りでもある
他の奴にこの役目は務まらないし務めさせる気もない
憧れなどという感情はとうに超越した
今の俺の中にあるのは使命感だ
「たとえ何が起ころうとも、俺はお前の側に有り続けるぞ。お前が揺らいだ時はしっかり支えてやる。今も昔もこれからも、な」
「お前も随分逞しくなったな」
「教育係が良かったものでな」
茶化すように笑えば柔らかい紅が俺に向く
昔は見てもらえるだけでよかったというのに
いつしか俺はずっと俺が欲しかったもの以上のものを手に入れていた
(憧れを超えたその先に)
++++++++++++++++++++
アンケで空気鋼キター!っとテンションが上がり萌の赴くままに書いてしまいました。
萌えたら書く!それが俺のry
好きなのに今まで書いたことなかったのが不思議
おっし、次は空気泡だうへへ…
うちのエアーは素直クール
エアーと結婚したいんですが、その場合やはりメタルおにいたんに勝たなきゃ駄目ですかね(真顔)
その前に婚姻届はどこに出せばいいのだろう…
もし無事に嫁になれたとしても異兄弟達とうまくやっていけるのでしょうか…
結婚って大変!←
そんな頭悪い妄想しつつバイト行ってきます。
(アンケート回答ありがとうございます!)
俺の兄にあたる機体は、とても厳しい者だった
俺が起動したばかりの頃は特にその厳しさはひとしおで、常に気が抜けない状態だった
気を抜けばその瞬間にブレードが飛んできたからだ
己とは違う、紅い瞳は一瞥しただけで相手を怯えさせるのではないかという程に鋭いものだった
よく俺の容姿は相手に威圧感を与えると言われるが当時のヤツのほうがよっぽど威圧感に満ちていたと思われる
俺はそんな兄に憧れ、認められたいと努力した
誉められたいとは思わなかった
ただあの紅が少しでも柔らかな視線を己に向けてくれたらと、そう願っていた
もちろん我らの創造主に見せる目は俺とは比べものにならないくらい優しい
父に対する狂信的までな感情によるものだったのだろう
俺はそこまでは望まなかったが
「そんなに俺は狂信的だったか?」
「ああ。」
ふと、昔話に花が咲いて今だから言える兄機の昔に俺が感想を述べればバツが悪そうに苦笑する
ああ、コイツもこんな顔が出来るようになったのか、昔の眉一つ動かぬ無表情と比べれば知らぬうちに兄はあきらかな変化を遂げている
「まぁ、俺には博士しかいないと思っていたから、な……。俺達ロボットは何があっても博士を守らなきゃいけないと思っていたし……その気持ちは今でも変わらないが…」
「あの頃のお前は俺に対して本当に容赦なかったな…お前にことある毎にブレードを投げつけられてたおかげで俺の反射神経もだいぶ成長した」
「すまない…」
「謝る必要はない。俺は感謝してる」
そうは言ってもメタルは苦々しい表情を崩さない
昔から器用なコイツがコミュニケーション面においては不器用なことは知っている
起動したばかりの頃の俺は、機体の形容からして俊敏さに欠けていた
AIから身体パーツに命令を飛ばすのが苦手だったのだ
俺が戦闘機として今こうしてうまく戦えるのもメタルのブレードを避け続けたおかげかもしれない
メタルは口では言わないが俺の弱点がわかっていたのだ
今以上に感情表現が下手で、やり方も荒々しかっただけで、俺は別にそれが悪いとは思っていない
メタルのそういう不器用な感情表現に気付けない者は気付かないままでいい
「お前は昔から俺を持ち上げすぎだ…」
「俺が持ち上げなくて、他に誰がお前を持ち上げる?」
コイツの側にあって、コイツを支え、持ち上げるのが俺の誇りでもある
他の奴にこの役目は務まらないし務めさせる気もない
憧れなどという感情はとうに超越した
今の俺の中にあるのは使命感だ
「たとえ何が起ころうとも、俺はお前の側に有り続けるぞ。お前が揺らいだ時はしっかり支えてやる。今も昔もこれからも、な」
「お前も随分逞しくなったな」
「教育係が良かったものでな」
茶化すように笑えば柔らかい紅が俺に向く
昔は見てもらえるだけでよかったというのに
いつしか俺はずっと俺が欲しかったもの以上のものを手に入れていた
(憧れを超えたその先に)
++++++++++++++++++++
アンケで空気鋼キター!っとテンションが上がり萌の赴くままに書いてしまいました。
萌えたら書く!それが俺のry
好きなのに今まで書いたことなかったのが不思議
おっし、次は空気泡だうへへ…
うちのエアーは素直クール
エアーと結婚したいんですが、その場合やはりメタルおにいたんに勝たなきゃ駄目ですかね(真顔)
その前に婚姻届はどこに出せばいいのだろう…
もし無事に嫁になれたとしても異兄弟達とうまくやっていけるのでしょうか…
結婚って大変!←
そんな頭悪い妄想しつつバイト行ってきます。
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