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鋼の長兄とポッポーと次男を愛する腐れ女子
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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。 たいてい腐ってます。 はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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(バブスプ)













それは本当に気まぐれだった
僕がいつものようにゆったりと海を泳いでいたら、海上に影が見えた
別に放っておいてもよかったけど、暇だったし、それが何なのか少し興味がわいた

水底からゆっくり水を蹴り、上昇する
ゆらゆらと海面を漂うそれは、人型をしていた
ロボットの残骸かと思ったが、ロボットなら沈んでる
ぎょっとして急いで水面に顔を出せば、やはりそれは人間の男だった
板切れのようなものに上半身を乗せて漂っている


(わかりやすい程の遭難者だねぇ)



さてどうしようかと考える
別に助ける義理はない
全く知らない赤の他人だ
そもそも既に死んでいるかもしれない


(確認だけ、してみようかな)


もし死んでいるようなら放っておけばいい(むしろ生きてる可能性の方が少ないだろうし)


ぐったりと波に漂う男に近寄る


「もしもーし。生きてるー?」

適当に声をかけ、ぺちぺちと男の頬を叩けばピクリと指が動いた


「げっ……生きてる……」


てっきり死んでるものだとばかり思っていたから少し驚く
人間の生命力とは予想以上にたくましいもののようだ


「うーん…しょうがないよね…」


(生きてるとわかった以上、放っておくのも……どうでもいいっちゃいいんだけどこれで死なれたら気分悪いしねぇ)


仕方なく僕は男を担ぐ形で泳ぐ
この近くに、たしか貨物船が停泊する為の人工の小島があった筈だ
そこの近くに連れて行けば誰か気づくだろう

戦闘用に作られた僕にとって、人間一人担いで泳ぐくらい何てことない
多少泳ぎにくかったが、すぐに目的の島が見えた




「よっこいしょー」


船の停泊所であろう場所に担いでいた男を寝かせる
これで大丈夫だろう
長居は無用とばかりにその場を離れ海に潜ろうとした時だった



「ちょっと待って!」


呼び止められる声が聞こえた
辺りを見回しても遭難していた男以外誰もいなかったから多分僕が呼び止められたんだろう


「あなたがこの人を助けてくれたの?」

「たまたまだよ。」


振り返ると、男の近くに女性型のロボットがいた
僕が運んだ男の脈を取っている




「海で漂ってたから。僕はここに運んだだけ。後はよろしくね。」


多分彼女は海難救助かなにかのロボットなんだろう
男を介抱する手つきが手慣れている
どちらにしろ、あまり深く関わらないに越したことはない

そう思って、また彼女に背を向けた



「あ…待って!」


「?」


また呼び止められた
チラリとそちらを向けば、なんだか少し焦ったような彼女の表情が見えた



「あの……あのね、私、スプラッシュ!海難救助用ロボットなの…」

「ああ、やっぱり…。じゃあその人ももう安心だねぇ」


スプラッシュと名乗った女性型ロボットはまるで人魚のような風貌だった
戦闘用の僕とは違う、たくさんの人に愛されるロボットなのだろう




(やっぱり、長居は無用みたい)




「じゃあね。僕は行くから。その人のことはよろしく。」

「あ……ねぇ!」


彼女は必死に言葉を探しているようだった
それから、まっすぐ僕を見つめてくる



「また…会えるかな?」

「……会えるといいねぇ。海は広いから…」

「わたし……私はこの辺りの海域にいるから!また会えたらお話しましょう!」

「………うん。そうだね。」



それだけ答え僕は今度こそ海に潜る
細かい泡が体を包んだ



(本当は、もう会えないって言うつもりだったんだけどな)


でも彼女の表情が、なんだか必死だったから
つい嘘をついた


(この辺りには、あまり近寄らないようにしよう)




深く深く暗い海の底を目指し潜る
海底から見た光はあまりにも僕には遠すぎるものだった








(君と僕じゃ生きる世界が違いすぎるもの)






+++++++++++++++++
初バブスプでした
バブルは、自分が戦闘用だということが嫌ではないけど、メタルみたいに誇りを持ってるわけじゃない。(欠陥があることもあり、自信がない)
今まで他の工業用ロボットに関わらないようにしてたけど、今回たまたまスプに出会って少しだけ興味を持つけど、自分と彼女じゃ動く理由も世界も違うと思って、身を引こうとする。
スプ嬢はうっかりバブルに一目惚れ。多分バブルの他のロボットとは違うそこはかとなくネガティブな感じが気になっちゃうんだと。
きっと積極的にバブルを探しちゃう。でもバブルは逃げるか隠れるからもやもや

そんなバブスプのつもりでした。
反省はしてる。
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