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アサクラ
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鋼の長兄とポッポーと次男を愛する腐れ女子
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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。 たいてい腐ってます。 はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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(多分QM)











メタルは焦っていた
もちろんそんな己にとって不利益になるような感情を顔に出すような真似はしない
いつものポーカーフェイスで、押し倒す形で自分の上に覆い被さってくる弟を見つめる



「どうした、クイック……」

「……………。」



クイックの整った顔が不機嫌に歪む
いつも矢継ぎ早に言葉を口にする唇は真一文に引き結ばれていた
彼らしからぬ様子に、メタルは戸惑う
この弟機がこんな表情をする時は決まって自分にとばっちりがくる
現にこうして組み敷かれていることが何よりの証拠だろう




「クイック、離せ」

「……………。」


無言の否定
それには流石のメタルも表情を変える


「クイック」



多少の怒気をはらんだ声音で名前を呼べば、今度は拗ねたように表情を変えた
メタルは弟のそんな表情に弱い
しかし、真意を掴めぬままいつまでもこんな状態でいるのも嫌だと思い、口を開く



「どうしたんだ?」


出来るだけ優しく問う
そんなメタルにやはりクイックは不満げに眉根を寄せる

(いったいコイツはどうしたいんだ……)


思わず洩れそうになる溜め息をぐっとこらえるとそれまで頑なに沈黙を保っていた唇が動いた





「おまえは、ズルい……」

「………?」


意味が掴めず首を傾げれば、スッとクイックが手を伸ばし器用にメタルのマスクを外す



「何考えてんのかわかんねぇんだよ。こんな状況になっても余裕そうなカオしやがって…!」

「………。」

今度はメタルが押し黙る


「俺はもっと、あんたの色んなカオが見たいんだよ!」

半ば怒鳴りつけるようなクイックにメタルは一瞬ぽかんとする
それから少し困ったように笑い出した為、クイックの機嫌はますます悪くなる


「なんだよ……!」

「いや、すまない…。俺は元々、感情表現が苦手なんだ。しかし、その…嬉しくて、な。」

「………?」


腕を伸ばし怪訝そうなな表現のクイックの頬を撫でる



「まさかこんなにお前に想われてるとはな。」


悪戯に笑えばバツの悪そうな表現を浮かべるクイック


「俺はたしかに感情を表現するのが苦手だ…だが、もし俺がそこら中に愛想を振りまいていたとしても、お前は嫌なんだろう?」

「…それはそれで嫌だ」
「お前はわがままだな」



しかし、そんなわがままを不思議と嬉しいと感じる
同時に、独占欲の強いこの弟機が心底愛しかった




「これでもお前の前では自己主張してるぞ?だいたいお前相手じゃなければとっくにこの場から逃げてる」

「当たり前だ!他の奴には絶対こんなことさせんなよ!」


頬に伸ばした手を掴まれ床に縫いとめられる



「そんな事態にならないよう、しっかりと俺を満足させてくれよ?」

「……上等」


誘うようにメタルが笑えば自信たっぷりな笑みと荒々しいキスが返ってくる


やはりコイツにはこの笑みが一番似合う

少しずつやって来る快感に身を委ねながら、メタルはぼんやりと思った









(独占欲すら愛おしい!)



++++++++++++++++
子供っぽいパヤオが書きたかったが駄目だった

パヤオはメタルの全てを知りたい
メタルと対等に付き合いたい
でも常にメタルが余裕そうなのが気にくわない

だいたいそんな感じ

考えるんじゃない!感じるんだ!←

まさかこれがスランプという奴なの……か?
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