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鋼の長兄とポッポーと次男を愛する腐れ女子
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(青鋼←影)












ただ、たまたま自分が想いを寄せる背中を見つけたから
影の中からこっそり彼の後を付けたのは、後ろから声をかけて驚かしてみようという悪戯心
きっと表情ひとつ変えないだろうが、それでも普通に声をかけるよりは己の存在を彼の中に残せると思った
気配を消して、影の中に潜み頃合いを見計らう
外では常に気を張っているだけあり隙は見当たらない
かといって己の存在を認識されているわけでもない
もし彼が気付いているとしたら、とっくにブレードが飛んできているだろう
こちらとて気が抜けない
ひっそりと影をつたい、気付かれない距離まで近付いてはじめて、彼の様子がいつもと違うことに気がついた









「いい加減、出てきたらどうだ」


コアが大きく跳ねる
気付かれたか?
いや、その可能性は低い
忍ぶことに関しては己の得意分野…この距離で気付かれることはないはずだ






「………自分から呼び出しておいて、いい度胸だな」


周りの空気が一瞬にして張り詰めたものになる
彼から放たれる怒気と殺気に背筋が冷たくなる
それが己に向けられているものではないとしても、とても動く気にはなれなかった






「相変わらず靡かないな、お前は」


張り詰めた空気の中、そんなことを感じさせない飄々とした声が響く
彼の怒気が膨れ上がるのと同時に、見知らぬロボットが姿を現した
バイザーで隠されてはいるものの、その様子は楽しげで彼の殺気とも取れる怒気などものともせずに飄々と笑っている



「何の用だ」

「さぁ?何だろうな?」


ピリピリとした空気の中、見知らぬロボットだけがその場にそぐわぬ態度でゆっくりと彼に近付く
一歩、二歩、口元に笑みを浮かべ近付いてくるロボットを彼はただ不機嫌そうに睨み付けていた
ピタリとロボットの歩みが止まる
手を伸ばせば届く距離
ロボットは変わらず、わらう
スッとロボットの腕が伸び、その手が彼のマスクで覆われた口元をなぞる
両手で包み込むように、頬を撫で彼の表情を隠すマスクを外す
カチリと小さな音をたてそれを外せば整った顔立ちが現れた
その顔立ちを見て、ロボットは満足そうに笑った
それからゆっくりと彼との距離を縮める
弧を描いた唇と固く引き結んだ唇が触れそうな距離
彼は微動だにしない
このような状況において相手が誰であろうと彼は拒まない
もちろんそれが自分であろうと、彼は拒まず受け入れる
そのことが、ありがたくもあり、またどうしようもなく虚しかった
所詮、己は彼にとってたくさんいる彼のお相手のうちの一人にすぎないのだ
あのロボットもきっとそうなのだろう
そう、思った矢先だった





「………やれやれ」


それまで笑っていたロボットが大袈裟な溜め息をつく
見れば彼が無表情でロボットの首筋にブレードをあてていた



「今夜は気分じゃないのか?」

「こんな用事ならば断る。失せろ」


両手をあげオーバーリアクションで彼から離れるロボット
それから仕方ないとでもいうように彼のマスクを放る
彼は無言でそれをキャッチし再びそれで自らの顔を隠す




「俺はお前の顔と体は好きだ」

「そうか。俺はお前を構成する全てが嫌いだ」


目元しか伺えない彼の表情からは嫌悪の感情
そのことに少なからずショックを受ける
彼が兄弟や創造主以外にこれほどまでにはっきりとした感情を示すことは己の知る限りではなかったからだ

このロボットは己とは違う
己よりももっと彼に近い場所にいるのだ




「まぁ、今日はギャラリーもいたようだしな……今度は二人きりで、」

「失せろ!」


耳障りな金属音と共にブレードがロボットのいた場所に直撃する
しかしそこに既にロボットはいない
チッと舌打ちし苛立った様子で構えていた残りのブレードを地面に叩きつける
それからブレードを拾いもせずに早足でその場を立ち去った


緊張の糸がぷつりと切れる
最後のあのロボットの言葉、己の存在を認識していた
バイザー越しに、確かな視線を感じた
そこには己に対する優越感

自分が他のものとは違う、彼にとって特殊な存在であると誇示しているかのようだった


ふらりと影の中から出て、彼の残していったブレードを見つめる
円形の刃に、鈍く月明かりが輝いていた









++++++++++++++++++
眠い…
なんかダラダラ長くて気に食わないのでそのうち消すか直すかするかも

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