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腐った方向に愛をぶちまけるブログです。
たいてい腐ってます。
はじめましての方はカテゴリー内「初めにお読みください」の記事を読んでください。
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※クイメタ
※アンケートご協力ありがとうございます!
メタルは不満だった
もっぱらその不満の対象は最速を誇る弟機である
互いに好き合っていることがわかり、晴れて想いを伝えて結ばれた
まさか自分が特定の人物、しかも弟に固執するとは思わなかったメタルだが、互いに好意のベクトルを向けあうというのはなかなか甘美なものだった
プライドの高いクイックだが、子供っぽい所もありそれを可愛いと思うし、一方であの端正な顔立ちで大真面目に愛を囁かれるとコアがうるさいくらい鳴り、ポーカーフェイスが得意なメタルでもその頬に赤みが差した
互いに惹かれ合う幸せ
そんな幸せの中で、徐々にメタルは物足りなくなってきた
クイックは全くと言っていい程、メタルに手を出してこないのだ
「おい」
「…ん?」
不機嫌オーラ丸出しでソファーに寝転ぶクイックに近寄る
読んでいた雑誌から目を離し、起き上がろうとするクイックを押し倒す勢いでメタルはそれを阻止した
「え……?ちょ……メタル…?」
「………………。」
ぱちくりと目を丸くするクイック
全く状況が飲み込めていない
自分の上に馬乗りになってじとりと睨みつけるメタルに困惑したような視線を向ける
「どうしたんだ…?」
自分は何かメタルの琴線に触れるようなことをしただろうか?
メモリを辿るが思い浮かばない
「お前は……」
「…?」
「……この状況でも何も感じないのか?」
すっとメタルが己のマスクに手を掛け外す
その口元はまるで拗ねたように引き結ばれていた
普段とは違うメタルの幼い表情にクイックのコアが跳ねる
同時にメタルの言わんとしてることがわかりかぁっと顔に熱が集まる
「……もう、いい」
「待てよ…!」
拗ねた様にクイックの上から退こうとするメタルの腕をとっさに掴み引き寄せる
バランスを崩した体はすっぽりとクイックの腕に収まった
「………………。」
「………………。」
沈黙
引き止めたはいいがその後の事までは考えていなかったクイックは焦る
「俺は……」
ドクドクとコアが脈打つのがはっきりわかった
きっとメタルにも聞かれているんだろうと思うと気恥ずかしいが、そんなことに構ってる場合ではない
「お前のこと、好きだから……軽々しくそういうコトしたくねぇっていうか……大切にしたいから…その…」
「……………。」
メタルに触れる度、触れられる度、確かに欲情はあった
しかし、それを理性で押さえつけていた
メタルが望まない限りは自分も望まない
望んではいけない
そうやって強く抑えつけていた
しかしそんな理性も、今の状況では揺らいでいる
ハッキリとしたGOサインがないため辛うじて我慢している、といった様子だった
「クイック」
「…………!」
腕の中でメタルが身じろいだかと思うとちゅっと唇に柔らかな感触を感じた
すぐに離れてしまったそれに驚きと物足りなさを感じつつも見上げれば悪戯に誘う紅が見えた
「もっと欲しいなら、自分で奪ってみろ」
「…………っ!」
上から見下げるメタルの後頭部に手をやり、余裕のないキスをする
そんなキスをメタルは満足そうに受け入れた
(枷は外された!)
++++++++++++++++++++
ヘタレなパヤオと押せ押せメタルでした。
パヤオは一線越えちゃえばあとはやっぱりクイックだと思う
※アンケートご協力ありがとうございます!
メタルは不満だった
もっぱらその不満の対象は最速を誇る弟機である
互いに好き合っていることがわかり、晴れて想いを伝えて結ばれた
まさか自分が特定の人物、しかも弟に固執するとは思わなかったメタルだが、互いに好意のベクトルを向けあうというのはなかなか甘美なものだった
プライドの高いクイックだが、子供っぽい所もありそれを可愛いと思うし、一方であの端正な顔立ちで大真面目に愛を囁かれるとコアがうるさいくらい鳴り、ポーカーフェイスが得意なメタルでもその頬に赤みが差した
互いに惹かれ合う幸せ
そんな幸せの中で、徐々にメタルは物足りなくなってきた
クイックは全くと言っていい程、メタルに手を出してこないのだ
「おい」
「…ん?」
不機嫌オーラ丸出しでソファーに寝転ぶクイックに近寄る
読んでいた雑誌から目を離し、起き上がろうとするクイックを押し倒す勢いでメタルはそれを阻止した
「え……?ちょ……メタル…?」
「………………。」
ぱちくりと目を丸くするクイック
全く状況が飲み込めていない
自分の上に馬乗りになってじとりと睨みつけるメタルに困惑したような視線を向ける
「どうしたんだ…?」
自分は何かメタルの琴線に触れるようなことをしただろうか?
メモリを辿るが思い浮かばない
「お前は……」
「…?」
「……この状況でも何も感じないのか?」
すっとメタルが己のマスクに手を掛け外す
その口元はまるで拗ねたように引き結ばれていた
普段とは違うメタルの幼い表情にクイックのコアが跳ねる
同時にメタルの言わんとしてることがわかりかぁっと顔に熱が集まる
「……もう、いい」
「待てよ…!」
拗ねた様にクイックの上から退こうとするメタルの腕をとっさに掴み引き寄せる
バランスを崩した体はすっぽりとクイックの腕に収まった
「………………。」
「………………。」
沈黙
引き止めたはいいがその後の事までは考えていなかったクイックは焦る
「俺は……」
ドクドクとコアが脈打つのがはっきりわかった
きっとメタルにも聞かれているんだろうと思うと気恥ずかしいが、そんなことに構ってる場合ではない
「お前のこと、好きだから……軽々しくそういうコトしたくねぇっていうか……大切にしたいから…その…」
「……………。」
メタルに触れる度、触れられる度、確かに欲情はあった
しかし、それを理性で押さえつけていた
メタルが望まない限りは自分も望まない
望んではいけない
そうやって強く抑えつけていた
しかしそんな理性も、今の状況では揺らいでいる
ハッキリとしたGOサインがないため辛うじて我慢している、といった様子だった
「クイック」
「…………!」
腕の中でメタルが身じろいだかと思うとちゅっと唇に柔らかな感触を感じた
すぐに離れてしまったそれに驚きと物足りなさを感じつつも見上げれば悪戯に誘う紅が見えた
「もっと欲しいなら、自分で奪ってみろ」
「…………っ!」
上から見下げるメタルの後頭部に手をやり、余裕のないキスをする
そんなキスをメタルは満足そうに受け入れた
(枷は外された!)
++++++++++++++++++++
ヘタレなパヤオと押せ押せメタルでした。
パヤオは一線越えちゃえばあとはやっぱりクイックだと思う
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※海賊泡
※アンケートご協力ありがとうございます!
「お前だって俺と同じだろ?」
目の前で海賊が嘲笑う
バブルは不快感を露わにその隻眼を睨み付けた
「キミなんかと一緒にしないでくれる?すごく不快」
パイレーツの突飛な言動には度々不快な思いをしてきたバブルだったが、今回も例に漏れず…といった様子だ
そんなバブルに対してパイレーツはにんまりと笑みを深くする
その態度が余計バブルの癪に障った
「お前、ワイリーナンバーズなんだろ?」
「………………。」
いつか知られるだろうとは思っていた
別にそれを隠していたわけではない
ただ自分からパイレーツに情報を与えたくなかっただけだ
ワイリーナンバーズだからなんだと言うのだ
それが自分と海賊を“同じ”とする理由にはなり得ない
「たくさん、壊してんだろ?」
隻眼に狂喜が滲む
海賊の言わんとしてることがわからずバブルは表情をしかめる
「ワイリーって世界征服なんてご大層な野望抱いてるジイサンだろ?そのジイサンに作られたワイリーナンバーズって言えば、アチコチで派手に暴れまわってるって話じゃねぇか…。」
「だから、何?」
破壊活動を行っているのは事実だ
ワイリーがそれを望んでいるなら、バブルはそれに逆らわないし逆らうつもりもない
「同じじゃねぇか、俺と」
「…………違う」
ようやくパイレーツの言わんとしてることがわかり、バブルは溜め息をつく
「僕はキミと違うよ。僕は博士の為にやってるんだから。キミみたいに自分が楽しいからなんて悪趣味な理由じゃないもの」
「博士博士って、博士を大義名分にしてるだけじゃねぇか。やってることは俺と同じだろ」
「違うよ」
きっぱりと否定するバブルにパイレーツは面白くないと言うように口を閉ざす
どう違うと言うんだ?
お前だって同じなハズだ
そんな思いが渦巻くが、己を見るバブルの目がその発言を許さない
「キミって、可哀想」
「あ?」
一瞬、ほんの一瞬、バブルの目に現れたのは憐れみだった
すぐにそれを隠すようにいつもの無気力な瞳に戻ったが、海賊の隻眼はその変化を見逃さなかった
「…可哀想?」
「………なんでもないよ」
「……待て!」
はぐらかすようにバブルは海に潜っていく
追いかけようとしたが、何故か体が動かなかった
可哀想
バブルに言われた言葉に酷く動揺していた
自分が可哀想などと、思ったこともなかった
自分は強い、欲しいものは何でも持っている、そんな己が何故、可哀想などと評されたのかわからなかった
「馬鹿馬鹿しい…!」
吐き捨てるように呟く
それはまるで動揺を振り払うかのようだった
一人残された海
海賊は隻眼で水面を睨んだ
++++++++++++++++++++
5000打アンケご協力ありがとうございました!
海賊泡をはじめに書いた時には需要なんてないよね……フフフと思いながら書いたのを思い出し目頭が熱くなりました。
なのでタイトルも一番初めに書いた奴っぽくしてみました
適当\(^o^)/
海賊はバブルの踏み込まれたくない所に遠慮なしに踏み込んでいきますが、バブルはバブルで海賊の自分でも気づいていない弱みを見つけてちょっとだけ同情
バブルには博士や兄弟が拠り所になってくれるけど、海賊にはそういう存在がいない
一人で生きてくって、凄く寂しいことだと思う
プールの中で一人外に焦がれてたバブルは一人の寂しさを知ってる
バブルには水から引き上げてくれる兄弟がいるけど、海賊にはそういうのはいないんじゃないかと(キングとの関係はまた違う気がする)
そんな感じです。
ボキャブラリーが少ないので説明出来ないのがもどかしい…!
※アンケートご協力ありがとうございます!
「お前だって俺と同じだろ?」
目の前で海賊が嘲笑う
バブルは不快感を露わにその隻眼を睨み付けた
「キミなんかと一緒にしないでくれる?すごく不快」
パイレーツの突飛な言動には度々不快な思いをしてきたバブルだったが、今回も例に漏れず…といった様子だ
そんなバブルに対してパイレーツはにんまりと笑みを深くする
その態度が余計バブルの癪に障った
「お前、ワイリーナンバーズなんだろ?」
「………………。」
いつか知られるだろうとは思っていた
別にそれを隠していたわけではない
ただ自分からパイレーツに情報を与えたくなかっただけだ
ワイリーナンバーズだからなんだと言うのだ
それが自分と海賊を“同じ”とする理由にはなり得ない
「たくさん、壊してんだろ?」
隻眼に狂喜が滲む
海賊の言わんとしてることがわからずバブルは表情をしかめる
「ワイリーって世界征服なんてご大層な野望抱いてるジイサンだろ?そのジイサンに作られたワイリーナンバーズって言えば、アチコチで派手に暴れまわってるって話じゃねぇか…。」
「だから、何?」
破壊活動を行っているのは事実だ
ワイリーがそれを望んでいるなら、バブルはそれに逆らわないし逆らうつもりもない
「同じじゃねぇか、俺と」
「…………違う」
ようやくパイレーツの言わんとしてることがわかり、バブルは溜め息をつく
「僕はキミと違うよ。僕は博士の為にやってるんだから。キミみたいに自分が楽しいからなんて悪趣味な理由じゃないもの」
「博士博士って、博士を大義名分にしてるだけじゃねぇか。やってることは俺と同じだろ」
「違うよ」
きっぱりと否定するバブルにパイレーツは面白くないと言うように口を閉ざす
どう違うと言うんだ?
お前だって同じなハズだ
そんな思いが渦巻くが、己を見るバブルの目がその発言を許さない
「キミって、可哀想」
「あ?」
一瞬、ほんの一瞬、バブルの目に現れたのは憐れみだった
すぐにそれを隠すようにいつもの無気力な瞳に戻ったが、海賊の隻眼はその変化を見逃さなかった
「…可哀想?」
「………なんでもないよ」
「……待て!」
はぐらかすようにバブルは海に潜っていく
追いかけようとしたが、何故か体が動かなかった
可哀想
バブルに言われた言葉に酷く動揺していた
自分が可哀想などと、思ったこともなかった
自分は強い、欲しいものは何でも持っている、そんな己が何故、可哀想などと評されたのかわからなかった
「馬鹿馬鹿しい…!」
吐き捨てるように呟く
それはまるで動揺を振り払うかのようだった
一人残された海
海賊は隻眼で水面を睨んだ
++++++++++++++++++++
5000打アンケご協力ありがとうございました!
海賊泡をはじめに書いた時には需要なんてないよね……フフフと思いながら書いたのを思い出し目頭が熱くなりました。
なのでタイトルも一番初めに書いた奴っぽくしてみました
適当\(^o^)/
海賊はバブルの踏み込まれたくない所に遠慮なしに踏み込んでいきますが、バブルはバブルで海賊の自分でも気づいていない弱みを見つけてちょっとだけ同情
バブルには博士や兄弟が拠り所になってくれるけど、海賊にはそういう存在がいない
一人で生きてくって、凄く寂しいことだと思う
プールの中で一人外に焦がれてたバブルは一人の寂しさを知ってる
バブルには水から引き上げてくれる兄弟がいるけど、海賊にはそういうのはいないんじゃないかと(キングとの関係はまた違う気がする)
そんな感じです。
ボキャブラリーが少ないので説明出来ないのがもどかしい…!
※パヤオが長男シリーズ
※メタル、エアー、バブルが幼児化
※5000打アンケ番外編
※シリーズものなのでこれ以前の話読まないと設定わからないです…すみません
その日、メタル、エアー、バブルの3人はライト家にいた
敵であるともいえるワイリーナンバーズだが、先の一件によりロックはすっかり兄弟達の協力者となった
よって、ロックがワイリー城に頻繁に訪れたり、逆に兄弟達がロックを訪ねてライトの研究所を訪れるという光景も今では当たり前となった
「終わったらすぐ迎えに来るから」
「おれ、がんばってしごとしてくる!いい子にしてるんだぞー」
ライト家にメタル達を送り届けたクイックとクラッシュは名残惜しそうにライト家に背を向ける
その日、兄弟達は皆、資金確保に赴くこととなった
つい最近、兄弟揃って遊びに行ったおかげで家計は大赤字となったらしい
メタルの代わりに家計を管理していたフラッシュの提案で働ける兄弟はみな、働くこととなった
そこで、兄弟達がいない間、小さなメタル、エアー、バブルの世話をロックとロールに頼むことになったのだ
「メタル、エアー、バブル!こんにちは!」
「こんにちは。おねえちゃん」
にこやかに迎え入れてくれたロールにバブルは微笑む
ロックから事情を聞いたロールは喜び勇んで協力を申し出た
家庭用ロボットということもあり、小さなメタル達が可愛くて仕方がないのだろう
そんなロールにメタル達もよく懐いていた
特にバブルは、ロールのことをおねえちゃんと呼ぶ程であった
「ロールちゃん、僕、ちょっとライト博士に呼ばれてて…3人を任せてもいいかな?」
「任せといて!みんな、今日は私と一緒にお留守番しようね!」
申し訳無さそうなロックの申し出を快く引き受けるロール
ロールとの長いお留守番が始まった
普段と違う場所でのお留守番は順調以外の何ものでもなかった
ロールは優しいし、バブルやエアーは素直にロールの言うことを聞いた
元々おとなしいメタルはぐずることもなく、すやすやと寝息をたてていた
「いつからここは託児所になったんだ?」
「…!ブルース?!」
そんな平和なお留守番が終わったのは日が傾きかけてきた頃だった
さも当然のように室内に入ってきたブルースにロールは驚く
「……ロックなら、いないわよ」
バブルとエアーは不安そうにロールの後ろに隠れる
そんな二人に大丈夫だというようにロールは警戒心を露わにしブルースを睨む
時折こうしてフラリと現れるブルースがロールは苦手だった
「今日はロックには用はない。俺が用があるのは…コイツだ」
「……メタル!」
素早く動き、眠るメタルを抱えるブルース
ロールは慌てた
「ちょっと!なにするつもり?!」
「ワイリーも面白いことを考えたものだ」
焦るロールに対しブルースは楽しげに笑う
ロールの叫び声に反応したのか、ぱちりとメタルの紅い瞳が開き、真っ直ぐブルースを捉えた
「お目覚めか?」
「………………。」
大きな紅とバイザー越しの瞳がかち合う
その瞬間、メタルは赤子とは思えない程、嫌そうな顔をした
例え記憶にプロテクトがかかっているとしても、己の嫌う相手であることがコアに刻み込まれているかのように嫌悪を露わにする
「メタル、いやがってる…」
敵意を感じとっさに後ろに飛びその場を離れれば、ブルースがいた場所にバブルリードが飛んできた
シュウっと音をたて床が溶ける
威力はないが当たれば危険だ
見れば武器を構えたバブルとエアーがブルースを睨みつけていた
先ほどまでロールのかげに隠れていたロボットとは思えない、戦闘機としての目がブルースを捉える
体が小さくなった分、武器の威力は低い
しかし、元々の威力が高すぎるのだ
加減などせずに今、己が持てる全ての力でブルースに攻撃してくるだろう
エアーシューターに至っては下手をすれば一部屋吹き飛ぶ恐れがある
ブルースは内心舌打ちした
さらに悪い状況というのは重なるものだ
「ただいま!遅くなってご…めん…………な…」
「………誰だ」
ガチャリと扉が開きクラッシュとクイックが入ってきた
はやく弟達に会いたい一心にで戻ってきたのであろう
クラッシュのにこやかな表情が、固まり、部屋の中の状況を確認するやいなやその瞳に殺気が滲む
「おまえ……なに?」
クイックが止める間も無くドリルを構えたクラッシュがブルースに飛びかかる
怒りに任せた攻撃はかわされるが、僅かだが、ブルースに隙が生まれる
その隙を逃さず、その駿足をもってクイックがブルースからメタルを奪還した
鮮やかすぎる兄弟の連携プレーにロールは驚く……がクラッシュがボムを取り出したのを見、慌てて声をあげた
「ちょっと!うちを壊す気?!」
もっともなロールの主張
既に床の一部はバブルリードによって溶けているのだ
これ以上の破壊は回避しなければならない
ロールに視線が集まる一瞬を、ブルースは見逃さなかった
「今日は分が悪いな。俺は帰るぞ」
「あっ!まて!!」
クラッシュが叫んだ時にはブルースの姿は部屋になかった
追いかけようとするクラッシュをクイックが制止する
「あいつ……なに?」
「私にもよくわからないの……」
不機嫌そうなクラッシュにロールは苦笑しながら答える
まさかこんな事態になるとは思っていなかったのだろう
「バブル、エアー、大丈夫か?」
「うん。…おねえちゃん床、ごめんなさい………」
クイックの問いかけにバブルとエアーは頷く
バブルはとっさにバブルリードを放ったことをロールに詫びる
ロールは気にしなくていいよと笑ったがバブルはしょんぼりとうなだれたままだった
「まぁ、メタルも無事だし、今後はより注意すれば大丈夫だろ」
「次からはおれも留守番する!」
クイックの言葉にクラッシュが続ける
どうやらまだブルースに対する怒りは収まっていないらしい
これ以降、お留守番には必ず兄弟の誰かが残るというナンバーズルールが出来たという
(お留守番には危険がいっぱい)
+++++++++++++++++++++
なんというgdgd \(^o^)/
私、ブルースを書くのが苦手みたいですw好きなんだけどなぁ
てかブルース、誘拐未遂www私はブルースを何だとry
\(^o^)/本当にすみません\(^o^)/
眠気に負けました…気づいたらこんなことに…
※メタル、エアー、バブルが幼児化
※5000打アンケ番外編
※シリーズものなのでこれ以前の話読まないと設定わからないです…すみません
その日、メタル、エアー、バブルの3人はライト家にいた
敵であるともいえるワイリーナンバーズだが、先の一件によりロックはすっかり兄弟達の協力者となった
よって、ロックがワイリー城に頻繁に訪れたり、逆に兄弟達がロックを訪ねてライトの研究所を訪れるという光景も今では当たり前となった
「終わったらすぐ迎えに来るから」
「おれ、がんばってしごとしてくる!いい子にしてるんだぞー」
ライト家にメタル達を送り届けたクイックとクラッシュは名残惜しそうにライト家に背を向ける
その日、兄弟達は皆、資金確保に赴くこととなった
つい最近、兄弟揃って遊びに行ったおかげで家計は大赤字となったらしい
メタルの代わりに家計を管理していたフラッシュの提案で働ける兄弟はみな、働くこととなった
そこで、兄弟達がいない間、小さなメタル、エアー、バブルの世話をロックとロールに頼むことになったのだ
「メタル、エアー、バブル!こんにちは!」
「こんにちは。おねえちゃん」
にこやかに迎え入れてくれたロールにバブルは微笑む
ロックから事情を聞いたロールは喜び勇んで協力を申し出た
家庭用ロボットということもあり、小さなメタル達が可愛くて仕方がないのだろう
そんなロールにメタル達もよく懐いていた
特にバブルは、ロールのことをおねえちゃんと呼ぶ程であった
「ロールちゃん、僕、ちょっとライト博士に呼ばれてて…3人を任せてもいいかな?」
「任せといて!みんな、今日は私と一緒にお留守番しようね!」
申し訳無さそうなロックの申し出を快く引き受けるロール
ロールとの長いお留守番が始まった
普段と違う場所でのお留守番は順調以外の何ものでもなかった
ロールは優しいし、バブルやエアーは素直にロールの言うことを聞いた
元々おとなしいメタルはぐずることもなく、すやすやと寝息をたてていた
「いつからここは託児所になったんだ?」
「…!ブルース?!」
そんな平和なお留守番が終わったのは日が傾きかけてきた頃だった
さも当然のように室内に入ってきたブルースにロールは驚く
「……ロックなら、いないわよ」
バブルとエアーは不安そうにロールの後ろに隠れる
そんな二人に大丈夫だというようにロールは警戒心を露わにしブルースを睨む
時折こうしてフラリと現れるブルースがロールは苦手だった
「今日はロックには用はない。俺が用があるのは…コイツだ」
「……メタル!」
素早く動き、眠るメタルを抱えるブルース
ロールは慌てた
「ちょっと!なにするつもり?!」
「ワイリーも面白いことを考えたものだ」
焦るロールに対しブルースは楽しげに笑う
ロールの叫び声に反応したのか、ぱちりとメタルの紅い瞳が開き、真っ直ぐブルースを捉えた
「お目覚めか?」
「………………。」
大きな紅とバイザー越しの瞳がかち合う
その瞬間、メタルは赤子とは思えない程、嫌そうな顔をした
例え記憶にプロテクトがかかっているとしても、己の嫌う相手であることがコアに刻み込まれているかのように嫌悪を露わにする
「メタル、いやがってる…」
敵意を感じとっさに後ろに飛びその場を離れれば、ブルースがいた場所にバブルリードが飛んできた
シュウっと音をたて床が溶ける
威力はないが当たれば危険だ
見れば武器を構えたバブルとエアーがブルースを睨みつけていた
先ほどまでロールのかげに隠れていたロボットとは思えない、戦闘機としての目がブルースを捉える
体が小さくなった分、武器の威力は低い
しかし、元々の威力が高すぎるのだ
加減などせずに今、己が持てる全ての力でブルースに攻撃してくるだろう
エアーシューターに至っては下手をすれば一部屋吹き飛ぶ恐れがある
ブルースは内心舌打ちした
さらに悪い状況というのは重なるものだ
「ただいま!遅くなってご…めん…………な…」
「………誰だ」
ガチャリと扉が開きクラッシュとクイックが入ってきた
はやく弟達に会いたい一心にで戻ってきたのであろう
クラッシュのにこやかな表情が、固まり、部屋の中の状況を確認するやいなやその瞳に殺気が滲む
「おまえ……なに?」
クイックが止める間も無くドリルを構えたクラッシュがブルースに飛びかかる
怒りに任せた攻撃はかわされるが、僅かだが、ブルースに隙が生まれる
その隙を逃さず、その駿足をもってクイックがブルースからメタルを奪還した
鮮やかすぎる兄弟の連携プレーにロールは驚く……がクラッシュがボムを取り出したのを見、慌てて声をあげた
「ちょっと!うちを壊す気?!」
もっともなロールの主張
既に床の一部はバブルリードによって溶けているのだ
これ以上の破壊は回避しなければならない
ロールに視線が集まる一瞬を、ブルースは見逃さなかった
「今日は分が悪いな。俺は帰るぞ」
「あっ!まて!!」
クラッシュが叫んだ時にはブルースの姿は部屋になかった
追いかけようとするクラッシュをクイックが制止する
「あいつ……なに?」
「私にもよくわからないの……」
不機嫌そうなクラッシュにロールは苦笑しながら答える
まさかこんな事態になるとは思っていなかったのだろう
「バブル、エアー、大丈夫か?」
「うん。…おねえちゃん床、ごめんなさい………」
クイックの問いかけにバブルとエアーは頷く
バブルはとっさにバブルリードを放ったことをロールに詫びる
ロールは気にしなくていいよと笑ったがバブルはしょんぼりとうなだれたままだった
「まぁ、メタルも無事だし、今後はより注意すれば大丈夫だろ」
「次からはおれも留守番する!」
クイックの言葉にクラッシュが続ける
どうやらまだブルースに対する怒りは収まっていないらしい
これ以降、お留守番には必ず兄弟の誰かが残るというナンバーズルールが出来たという
(お留守番には危険がいっぱい)
+++++++++++++++++++++
なんというgdgd \(^o^)/
私、ブルースを書くのが苦手みたいですw好きなんだけどなぁ
てかブルース、誘拐未遂www私はブルースを何だとry
\(^o^)/本当にすみません\(^o^)/
眠気に負けました…気づいたらこんなことに…
(クラッシュとヒートでほのぼの。多分ほのぼの。きっとほのぼの)
(大事な事なのでry)
「敵は手強い、十分に注意するんだぞ!」
「わかってるよメタル!それにぼくたち、あそこには何回も行ってるんだし大丈夫!」
「絶対に任務成功させるからまってて!」
不安げに弟達を送り出すメタルに対し、クラッシュとヒートは自信満々だった
普段ならメタル単独か、メタル、クラッシュ、ヒートの3人で行う“特別任務”
今回はクラッシュとヒートが自ら、自分達だけで任務を執行したいと嘆願してきたのだ
もちろんメタルは悩んだ
この任務の厳しさはメタルが一番良く知っているからだ
そんなメタルの悩みを無視し「いいじゃない、行ってきなよ」とにこやかに言い放ったのはバブルだった
三番目の兄を味方につけた爆炎コンビの勢いはもう止まらない
「絶対に任務成功させようね!」と意気込む可愛い弟達にメタルは任務の許可を下すしかなかった
「今日の任務の手順のおさらいするぞ!」
「うん!」
2人仲良く並んで歩く姿は微笑ましい
クラッシュが一枚の紙を取り出し、今日の目的のおさらいをはじめる
「豚肉1パック」
「豚肉1パック!」
「にんじん、じゃがいも、玉ねぎ」
「にんじん、じゃがいも、玉ねぎ!」
クラッシュが紙を読み上げヒートが復唱する
今回、彼らが代価と引き換えに手に入れるものとその場所…
それこそがこの任務を“特別任務”とする所以であった
大真面目におさらいを済ませた2人は、決戦の場、巨大スーパーへと足を踏み入れた
大型スーパーの中は様々な人やロボットで溢れかえっていた
クラッシュとヒートは慣れた様子で店内を歩く
クラッシュがカートを押し、ヒートが購入すべき品物をカートに入れていく
「あら?今日は2人でお買い物なの?」
「うん!今日はぼくたちだけでお買い物したいってお願いしたの!」
「おばちゃん!豚肉ちょうだい!」
精肉コーナーに到着するとすっかり顔見知りとなった店員がクラッシュ達に声をかける
恰幅の良い中年女性は、よくメタルにくっついて買い物をしているクラッシュとヒートを毎回微笑ましく思っていた
「偉いわねぇ~お兄さんもこんないい子な弟がいて幸せよね!よし!おばちゃん、今日は特別にサービスしてあげる!」
「ほんと?!」
「ありがとう!」
嬉しそうにお礼を言う2人に女性はますます頬が緩む
きっと彼女はこの2人が戦闘用ロボットであるなどと夢にも思っていないだろう
「次は野菜だな!」
「うん!」
続いて2人が向かったのは青果コーナーだった
「あ!おねーさんだ!」
「こんにちは!」
精肉コーナーと同じように、青果コーナーでも見知った店員を見つけた2人はにこやかに挨拶をする
「スーパーの店員には愛想を尽くせ」がメタルの教えだからだ
「あら?今日はイケメンなお兄さんはいないの?」
青果担当の店員は若い女性だ
どうやらメタルを気に入っているらしく、よくメタルを捕まえては話をしている
「今日はぼくたちだけだよ」
「なぁんだ……」
ヒートが答えると女性は少し残念そうな表情を浮かべる
今日もメタルが来ることを期待していたのだろう
「おねーさんは、おれたちじゃ不満?」
「………!」
メタルに思いを馳せていた女性はしょげたようなクラッシュの声に慌てる
見れば悲しそうなクラッシュが自分を覗きこんでいて女性は心臓が飛び跳ねた
「不満なわけないわ!あ、これサービス!お兄さんによろしくねっ」
頬を赤く染めた店員はカゴに入れた野菜に割引シールを貼りまくる
ぽかんとしているクラッシュとヒートを残し、急いでその場から離れた
女性の頭の中には「年下でもイイかもしれない…!」という気持ちが渦巻いていた
「よし!次がさいごだ!」
「でもこれが一番手ごわいんだよね…クラッシュ、準備はいい?」
「おう!」
スーパーの一角
その場所は他のコーナーと全く様子が違っていた
女性や家庭用お手伝いロボットが多い他コーナーと違い、そこには屈強な男性や、巨大な工業用ロボット、ガードロボット達が睨みあっていた
みな互いを睨みつけながら、その時を今か今かと待ち構えている
『超目玉特別価格!E缶70%オフ!!!!300缶限定の詰め放題!あと5分程で開始致します!』
場内アナウンスが流れ、その場はより一層緊迫する
このスーパーでの一番の目的、それがこのE缶詰め放題のタイムセールであった
「オイ……今日はあの赤い悪魔がいねぇぞ!」
「本当だ!!これはチャンスじゃねぇか!」
店員が詰め放題用の袋を客に配布する
客達の会話で度々話題に上がる赤い悪魔…
それがメタルであることをクラッシュ達は知っていた
メタルは毎回、容赦ないスピードと力で他の客を圧倒し、また計算され尽くしたテクニックで無駄なくE缶を詰めていった
家計の為なら容赦のないメタルを他の買い物客は赤い悪魔と呼んで恐れていた
しかし今日は悪魔の姿はない
普段、メタルに遅れをとっている客達にとってはいつもより商品をゲットするチャンスだった
『セール開始まで残り3分となりました!重火器等、武器の使用は禁止!袋が破れたらそれまで詰めた商品は返却となりますのでご注意下さい』
「クラッシュ、袋ちょうだい」
「おう。詰めるのはヒートに任せるからな!」
「うん!クラッシュは雑魚の排除よろしくね」
「わかった!」
2人の計画は至ってシンプルなものであった
出先な不器用なクラッシュの分もヒートが袋にE缶を詰める
クラッシュはヒートの邪魔となる他の客の排除
武器の使用は禁止されているため、ハンドパーツに切り替えてはいるものの、兄弟一の頑丈さを誇るクラッシュにとってはいいハンデになるくらいだろう
『それではカウントを始めます!皆様位置について下さい!5、4、3、2、1…特売スタート!』
クラッシュとヒートは帰路に着いていた
クラッシュの両手には大きな買い物袋
ヒートの両手には小さな買い物袋がぶら下がっている
「いっぱい買ったね!」
「そうだな!肉も野菜も安くして貰ったし!」
「E缶もたくさん詰められたよね」
「意外に楽勝だったな」
E缶詰め放題は結果からして爆炎コンビの圧勝だった
工業用ロボットやガードロボットに比べ、純戦闘用ロボットであるクラッシュとヒートはまずスピードからして違った
メタルには及ばぬものの、スタートの時点で他の追跡を許さない速度で飛び出した2人に他の客は動揺した
しかし、体の小さなヒートの姿を確認し、舐めてかかった者もいた
そんな輩はもれなくクラッシュに排除され、その様子を見てさらに客達はおののいた
「でも、やっぱりメタルくらいいっぱいは詰められなかったんだよねぇ」
「おれたち二人分でやっとメタルと同じくらいだもんな」
「帰ったらメタルにコツ聞こうよ!そんで次は3人で詰め放題するの!」
「そうだな!」
後日、スーパーの詰め放題に3体の悪魔が現れることになるがそれはまだ先の話である
++++++++++++++++++
うっひゃーい!ねむむむ!
誰がなんと言おうとほのぼのと言い張る←
少なくとも途中まではそのつもりでした。ええ。
爆炎コンビ可愛いよなーもうたまらん!
メタルは任務以外のことについてはとことん過保護
実際、クラッシュもヒートも戦闘用だから工業用ロボットやガードロボットの10や20相手にしても何て事ないってのは、それが任務であればわかってるんだけど、そうじゃないと吹っ飛んじゃう
あと、家計の為なら愛想を尽くすのがおにいたん。
こういう時だけ自分の容姿をフル活用できるめったん。普段は鈍感なのにね!
詰め放題ネタはバイト先(スーパーの一角のテナント)で見かけたから書いてみた
あそこは戦場だ……
gdgdすみません…
明日もバイトでしかもハードな予感なので寝ます!
明日バイトから帰ってきたら拍手とアンケートレスさせて頂きます。
アンケートリクエストももりもり書くどー
(大事な事なのでry)
「敵は手強い、十分に注意するんだぞ!」
「わかってるよメタル!それにぼくたち、あそこには何回も行ってるんだし大丈夫!」
「絶対に任務成功させるからまってて!」
不安げに弟達を送り出すメタルに対し、クラッシュとヒートは自信満々だった
普段ならメタル単独か、メタル、クラッシュ、ヒートの3人で行う“特別任務”
今回はクラッシュとヒートが自ら、自分達だけで任務を執行したいと嘆願してきたのだ
もちろんメタルは悩んだ
この任務の厳しさはメタルが一番良く知っているからだ
そんなメタルの悩みを無視し「いいじゃない、行ってきなよ」とにこやかに言い放ったのはバブルだった
三番目の兄を味方につけた爆炎コンビの勢いはもう止まらない
「絶対に任務成功させようね!」と意気込む可愛い弟達にメタルは任務の許可を下すしかなかった
「今日の任務の手順のおさらいするぞ!」
「うん!」
2人仲良く並んで歩く姿は微笑ましい
クラッシュが一枚の紙を取り出し、今日の目的のおさらいをはじめる
「豚肉1パック」
「豚肉1パック!」
「にんじん、じゃがいも、玉ねぎ」
「にんじん、じゃがいも、玉ねぎ!」
クラッシュが紙を読み上げヒートが復唱する
今回、彼らが代価と引き換えに手に入れるものとその場所…
それこそがこの任務を“特別任務”とする所以であった
大真面目におさらいを済ませた2人は、決戦の場、巨大スーパーへと足を踏み入れた
大型スーパーの中は様々な人やロボットで溢れかえっていた
クラッシュとヒートは慣れた様子で店内を歩く
クラッシュがカートを押し、ヒートが購入すべき品物をカートに入れていく
「あら?今日は2人でお買い物なの?」
「うん!今日はぼくたちだけでお買い物したいってお願いしたの!」
「おばちゃん!豚肉ちょうだい!」
精肉コーナーに到着するとすっかり顔見知りとなった店員がクラッシュ達に声をかける
恰幅の良い中年女性は、よくメタルにくっついて買い物をしているクラッシュとヒートを毎回微笑ましく思っていた
「偉いわねぇ~お兄さんもこんないい子な弟がいて幸せよね!よし!おばちゃん、今日は特別にサービスしてあげる!」
「ほんと?!」
「ありがとう!」
嬉しそうにお礼を言う2人に女性はますます頬が緩む
きっと彼女はこの2人が戦闘用ロボットであるなどと夢にも思っていないだろう
「次は野菜だな!」
「うん!」
続いて2人が向かったのは青果コーナーだった
「あ!おねーさんだ!」
「こんにちは!」
精肉コーナーと同じように、青果コーナーでも見知った店員を見つけた2人はにこやかに挨拶をする
「スーパーの店員には愛想を尽くせ」がメタルの教えだからだ
「あら?今日はイケメンなお兄さんはいないの?」
青果担当の店員は若い女性だ
どうやらメタルを気に入っているらしく、よくメタルを捕まえては話をしている
「今日はぼくたちだけだよ」
「なぁんだ……」
ヒートが答えると女性は少し残念そうな表情を浮かべる
今日もメタルが来ることを期待していたのだろう
「おねーさんは、おれたちじゃ不満?」
「………!」
メタルに思いを馳せていた女性はしょげたようなクラッシュの声に慌てる
見れば悲しそうなクラッシュが自分を覗きこんでいて女性は心臓が飛び跳ねた
「不満なわけないわ!あ、これサービス!お兄さんによろしくねっ」
頬を赤く染めた店員はカゴに入れた野菜に割引シールを貼りまくる
ぽかんとしているクラッシュとヒートを残し、急いでその場から離れた
女性の頭の中には「年下でもイイかもしれない…!」という気持ちが渦巻いていた
「よし!次がさいごだ!」
「でもこれが一番手ごわいんだよね…クラッシュ、準備はいい?」
「おう!」
スーパーの一角
その場所は他のコーナーと全く様子が違っていた
女性や家庭用お手伝いロボットが多い他コーナーと違い、そこには屈強な男性や、巨大な工業用ロボット、ガードロボット達が睨みあっていた
みな互いを睨みつけながら、その時を今か今かと待ち構えている
『超目玉特別価格!E缶70%オフ!!!!300缶限定の詰め放題!あと5分程で開始致します!』
場内アナウンスが流れ、その場はより一層緊迫する
このスーパーでの一番の目的、それがこのE缶詰め放題のタイムセールであった
「オイ……今日はあの赤い悪魔がいねぇぞ!」
「本当だ!!これはチャンスじゃねぇか!」
店員が詰め放題用の袋を客に配布する
客達の会話で度々話題に上がる赤い悪魔…
それがメタルであることをクラッシュ達は知っていた
メタルは毎回、容赦ないスピードと力で他の客を圧倒し、また計算され尽くしたテクニックで無駄なくE缶を詰めていった
家計の為なら容赦のないメタルを他の買い物客は赤い悪魔と呼んで恐れていた
しかし今日は悪魔の姿はない
普段、メタルに遅れをとっている客達にとってはいつもより商品をゲットするチャンスだった
『セール開始まで残り3分となりました!重火器等、武器の使用は禁止!袋が破れたらそれまで詰めた商品は返却となりますのでご注意下さい』
「クラッシュ、袋ちょうだい」
「おう。詰めるのはヒートに任せるからな!」
「うん!クラッシュは雑魚の排除よろしくね」
「わかった!」
2人の計画は至ってシンプルなものであった
出先な不器用なクラッシュの分もヒートが袋にE缶を詰める
クラッシュはヒートの邪魔となる他の客の排除
武器の使用は禁止されているため、ハンドパーツに切り替えてはいるものの、兄弟一の頑丈さを誇るクラッシュにとってはいいハンデになるくらいだろう
『それではカウントを始めます!皆様位置について下さい!5、4、3、2、1…特売スタート!』
クラッシュとヒートは帰路に着いていた
クラッシュの両手には大きな買い物袋
ヒートの両手には小さな買い物袋がぶら下がっている
「いっぱい買ったね!」
「そうだな!肉も野菜も安くして貰ったし!」
「E缶もたくさん詰められたよね」
「意外に楽勝だったな」
E缶詰め放題は結果からして爆炎コンビの圧勝だった
工業用ロボットやガードロボットに比べ、純戦闘用ロボットであるクラッシュとヒートはまずスピードからして違った
メタルには及ばぬものの、スタートの時点で他の追跡を許さない速度で飛び出した2人に他の客は動揺した
しかし、体の小さなヒートの姿を確認し、舐めてかかった者もいた
そんな輩はもれなくクラッシュに排除され、その様子を見てさらに客達はおののいた
「でも、やっぱりメタルくらいいっぱいは詰められなかったんだよねぇ」
「おれたち二人分でやっとメタルと同じくらいだもんな」
「帰ったらメタルにコツ聞こうよ!そんで次は3人で詰め放題するの!」
「そうだな!」
後日、スーパーの詰め放題に3体の悪魔が現れることになるがそれはまだ先の話である
++++++++++++++++++
うっひゃーい!ねむむむ!
誰がなんと言おうとほのぼのと言い張る←
少なくとも途中まではそのつもりでした。ええ。
爆炎コンビ可愛いよなーもうたまらん!
メタルは任務以外のことについてはとことん過保護
実際、クラッシュもヒートも戦闘用だから工業用ロボットやガードロボットの10や20相手にしても何て事ないってのは、それが任務であればわかってるんだけど、そうじゃないと吹っ飛んじゃう
あと、家計の為なら愛想を尽くすのがおにいたん。
こういう時だけ自分の容姿をフル活用できるめったん。普段は鈍感なのにね!
詰め放題ネタはバイト先(スーパーの一角のテナント)で見かけたから書いてみた
あそこは戦場だ……
gdgdすみません…
明日もバイトでしかもハードな予感なので寝ます!
明日バイトから帰ってきたら拍手とアンケートレスさせて頂きます。
アンケートリクエストももりもり書くどー
(クラメタ)
(アンケートご協力ありがとうございます!)
おれは最初はまっしろだった
メタルおれに話しかけてくれる
メタルが笑ってくれる
メタルがおれを見てくれる
そんなことだけでも嬉しかった
だけど突然、おれの中に黒がうまれた
まっしろな紙がインクを染み込ませるように、その黒はおれのなかでじわりじわりと広がっていった
メタルがおれに話しかけてくれる(他の奴とは話さないで!)
メタルが笑ってくれる(もっともっと他のカオも見たいよ)
メタルがおれを見てくれる(このままメタルを壊したら、メタルの目はずっとおれを見てくれるかなぁ)
まっしろの中に生まれた黒は、どんどん広がっていった
黒が広がれば広がるほど、おれはメタルのことが好きになった
好きから大好き
大好きから愛してる
止められなかった
止めたくなかった
これはおれがはじめて自分自身で自覚した感情だったから
メタルが好き
大好き
愛してる
考えれば考えるほどどうしていいかわからなくなった
そして、黒はどんどん広がっていった
「メタルだいすき!」
「俺も好きだぞ」
そう言って笑いかけてくれる紅が好き
言葉だけではおれの本当の気持ちはメタルには伝わらない
本当はね、愛してるって言いたいんだ
それだけじゃない、抱きしめてキスして、おれだけのものにしたい
メタルが望むのは弟としてのおれ
メタルが望んでいるのはまっしろなままのおれ
おれの中の黒はメタルには見せちゃいけないって、僅かに残った白がおれに警告する
「メタル、すき…」
だからおれは今日もまっしろを演じる
兄のことが大好きな馬鹿な弟を
そうすればメタルはおれに笑いかけ続けてくれるから
メタルの側にいれるから
ぽたり
おれの中で僅かに残っている白にまた黒が滲んだ
(くろく、染まる)
+++++++++++++++++++++ 5000打アンケートでコメント頂いたので書いてみました。
あ………れ………?
クラッシュがちょっと病んでる……だと……?
最初、構想練る段階ではほのぼのしたの書くつもりだったのに気づいたらアッー!
ほのぼのも書いてみたいですね…
こんな出来になってしまいすみません……
夜中のテンションって怖い!←
(アンケートご協力ありがとうございます!)
おれは最初はまっしろだった
メタルおれに話しかけてくれる
メタルが笑ってくれる
メタルがおれを見てくれる
そんなことだけでも嬉しかった
だけど突然、おれの中に黒がうまれた
まっしろな紙がインクを染み込ませるように、その黒はおれのなかでじわりじわりと広がっていった
メタルがおれに話しかけてくれる(他の奴とは話さないで!)
メタルが笑ってくれる(もっともっと他のカオも見たいよ)
メタルがおれを見てくれる(このままメタルを壊したら、メタルの目はずっとおれを見てくれるかなぁ)
まっしろの中に生まれた黒は、どんどん広がっていった
黒が広がれば広がるほど、おれはメタルのことが好きになった
好きから大好き
大好きから愛してる
止められなかった
止めたくなかった
これはおれがはじめて自分自身で自覚した感情だったから
メタルが好き
大好き
愛してる
考えれば考えるほどどうしていいかわからなくなった
そして、黒はどんどん広がっていった
「メタルだいすき!」
「俺も好きだぞ」
そう言って笑いかけてくれる紅が好き
言葉だけではおれの本当の気持ちはメタルには伝わらない
本当はね、愛してるって言いたいんだ
それだけじゃない、抱きしめてキスして、おれだけのものにしたい
メタルが望むのは弟としてのおれ
メタルが望んでいるのはまっしろなままのおれ
おれの中の黒はメタルには見せちゃいけないって、僅かに残った白がおれに警告する
「メタル、すき…」
だからおれは今日もまっしろを演じる
兄のことが大好きな馬鹿な弟を
そうすればメタルはおれに笑いかけ続けてくれるから
メタルの側にいれるから
ぽたり
おれの中で僅かに残っている白にまた黒が滲んだ
(くろく、染まる)
+++++++++++++++++++++ 5000打アンケートでコメント頂いたので書いてみました。
あ………れ………?
クラッシュがちょっと病んでる……だと……?
最初、構想練る段階ではほのぼのしたの書くつもりだったのに気づいたらアッー!
ほのぼのも書いてみたいですね…
こんな出来になってしまいすみません……
夜中のテンションって怖い!←